大阪や奈良からアクセス抜群の和歌山県海南市にある海南港の村井丸。北は加太周辺から南は日ノ岬沖までの海域がフィールドだ。対象魚はヒラメや青物のほか、タチウオとカワハギがメイン。潮流が速いこの海域で育った魚のうまさは格別。そんな魚たちを季節ごとに狙いを変えて釣らせてくれる。
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(アイキャッチ画像提供:村井丸)
村井丸で楽しめる釣り
村井丸が得意としている釣りがヒラメや青物を狙った落とし込み(タテ釣り)やノマセ釣り、テンヤでのタチウオ釣り、特大サイズと数も期待できるカワハギ釣りだ。
落とし込み&ノマセ釣り
ヒラメや青物、アコウ(キジハタ)、マダイなどが対象。秋にはシオやカンパチの姿も。
夏を中心にイワシ類の回遊が多い時期は落とし込み(タテ釣り)で、それ以外の時期は、生きアジをエサにノマセ釣りで狙う。
タックルは40号オモリに対応した2~2.5mの船ザオに中小型電動リール。ミチイトは2~3号でオモリは30~50号を使用する。
ノマセ釣りのエサの生きアジは予約時に伝えれば船で用意してもらえる(乗船料と別料金、早めの予約を)。
なお、落とし込み(タテ釣り)やノマセ釣りは、基本は通常便の乗合コースとなるが、ベイトや大型魚が集中するベストな海域への出船となるため、ポイントが遠い場合に限り遠征便という乗合コースとなる。この点は予約時に電話で確認を。
タチウオとノマセのリレー釣りも
なお、2023年10月末まで限定でテンヤタチウオとノマセ釣りのリレー便も出船。氷と生きアジ10匹が付いて料金は13000円。1釣行で2つの釣りが楽しめお勧めだ。
タチウオ釣り
日中に沖のポイントで狙う通常のタチウオ釣りと、港を出てすぐの湾内で夕方から短時間(3時間半)で楽しむ半夜タチウオ便がある。
通常のタチウオ狙いの場合は、40~50号のテンヤを使用したいわゆるテンヤタチウオ釣り。紀伊水道周辺はタチウオの魚影が濃くドラゴン級も期待大。
半夜のタチウオ便は夕方から浅場に入ってくる群れを狙う。ボートライトテンヤと呼ばれるこの釣りは、堤防からのテンヤやワインドゲームで使っているタックルを流用できるので人気を集めている。
注目のカワハギ釣り
当海域はカワハギの超一級ポイント。平均サイズはなんと25cm、40cm近い巨大サイズも出現し、数も良い日は一人30匹以上が狙える。使用するオモリは30号、エサのアサリや仕掛けは要持参。
このほかの釣り物
高級魚のアマダイ、晩春から初夏にはイサギや鬼アジと呼ばれる40~50cm級のマアジも狙うことができる。
アマダイは40号オモリを使用したテンビンフカセ釣り、アジやイサギは100号オモリが着いたカゴ(鉄仮面など)を使ったテンビン吹き流し仕掛けで狙う。エサ付きのためエサの持参は不要。ただし、定番での出船は行っていないので詳細は同船に問合せを。