南野拓実 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は今月13日開催の「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023」(国際親善試合)でカナダ代表と対戦。この一戦を前に、日本代表OBの内田篤人氏がASモナコ所属MF南野拓実のプレーを高く評価している。

 南野は昨年6月にリバプールからモナコへ完全移籍。加入1年目の2022/23シーズンこそ出場機会に恵まれなかったが、今季はオーストリア1部レッドブル・ザルツブルク時代の恩師であるアドルフ・ヒュッター監督のもとで本領発揮。開幕からリーグ戦7試合出場で3ゴール3アシストと、シャドウ(前線1トップの背後)のポジションでレギュラーを掴んでいる。

 モナコで結果を残したことにより、昨年のカタールW杯以来となる代表復帰を果たした南野。内田氏は自身の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』で、同選手が代表チームに必要不可欠な存在だと主張している。

 「拓実が一番攻撃から守備への切り替えが速い。あれがひとつスイッチになる。そういった選手がひとりいると、チームとしては面白いと思う」

 なお南野はカナダ戦で、左サイドでの起用が予想されており、一部ファンからは森保一監督に対する疑問の声も沸き起こっている。ただ本人は「どの攻撃的なポジションでも、求められればできる」と本職ではないポジションでのプレーに意欲を覗かせている。

 カタールW杯前に、トップ下のポジション争いでラツィオ所属MF鎌田大地に敗れた南野。鎌田が不在の中、今回の代表活動で結果を残せるか注目が集まる。