続々と時計ファンの情熱をかき立てる意欲作をリリースするブランドとして確固たる地位を築きつつあるスイスの時計ブランド「Louis Erard(ルイ・エラール)」。
同ブランドは2021年、2022年に続き、今年も「Louis Erard×Alain Silberstein(アラン・シルベスタイン)リミテッドエディション」としてデイデイト、レギュレーターの2種類の新作を発売する。各モデル世界限定178本。日本では11月中旬からの発売を予定している。
バウハウスのアートとポップなデザインの融合
「Louis Erard」のアイコンであるレギュレーターをバウハウスの理念に影響を受けた「Alain Silberstein」のデザインでまとめた今作。今回は「Alain Silberstein」の特徴である針のフォルム、カラーリングでポップさを演出している。一目でわかる特徴的な針のフォルムは往年のファンだけではなく、若い世代のファンにも刺さるデザインだ。
マットカラーのカーキに合わせて配色されたカラーは前作、前々作よりカジュアルに感じられることだろう。よりいっそうシックに見える今作は、着用のシーンを演出できる時計だ。
「Alain Silberstein」の笑顔で一週間を刻む
デイデイトのモデルは「Alain Silberstein」の代名詞であるSmile式表示を採用。休日が終わった日から待ちに待った次の休日までの気分の変化で曜日を表している。従来の曜日が書かれていないのでこの時計のオーナーの一週間を任意で表現できる。
ケースにはマイクロブラスト加⼯を施したグレード2のチタニウムを、“Brancards”と呼ばれるケースサイドのバーとリューズにはポリッシュ加⼯したグレード5のチタニウムを採⽤。仕上げによるコントラストもデザインを引き⽴てる。また、裏蓋には限定を⽰す刻印が施されている。
新カラーのカーキストラップは、これまでの「Alain Silberstein」モデル同様ベルクロ式のクイックチェンジシステムとなった。
マットカーキのダイヤルはこれからのシーズンにぴったりのカラーリングである。ハード感のある洋服とのマッチングで楽しんでほしい。
ブランドのアイデンティティである、アフォーダブルでありながら上質な時計を提供することに加え、現実的に収集可能な価値ある時計をビッグネームとのコラボレーションで実現する同社の腕時計。時計ファンにもそうでない人にも注目してほしい逸品である。
(akihiro takeji)