日本代表FW町野修斗は、今年夏に明治安田生命J1リーグ湘南ベルマーレから2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)ホルシュタイン・キールへ完全移籍。新天地での出場時間が徐々に減る中、マルセル・ラップ監督が同選手の現状について語っている。
町野は2022シーズンのJ1リーグで13ゴールを挙げると、2023シーズンも19試合出場で9ゴールをマーク。日本代表に招集されるだけの結果を残すと、今年6月末にキールへの完全移籍が正式決定。2027年6月30日までの4年契約を結んだ。
新天地での活躍が期待される中、同選手は今季のドイツ2部リーグ開幕戦でいきなりスタメン出場すると、決勝ゴールをマーク。8月5日の第2節グロイター・フュルト戦で移籍後初ゴールをマークすると、8月25日の第4節シャルケ戦でも1ゴール。順調な滑り出しを見せていたが、9月以降は5試合続けてノーゴール。直近2試合で途中出場と、序列低下が心配されている。
ドイツ紙『Kieler Nachrichten』によると、ラップ監督は「町野は日本に1週間いた。少し休暇をとって戻ってきた時には笑顔を見せていた。彼にはいつも笑顔があるが、(戻ってきた後は)少し大きくなった」と、同選手のリフレッシュ休養を明かしたとのこと。
その一方で今月21日に行われる第10節ハンザ・ロストック戦で、町野がスタメンに復帰する可能性については「何が一番良いのか様子を見よう」と明言せず。「彼にはまだまだ良くなる可能性がある」と、同選手の更なる成長を願っている。
なおキールはリーグ戦9試合を終えて5勝1分3敗。町野の活躍もあり開幕ダッシュに成功し、首位ザンクトパウリから勝ち点3差の5位につけている。先月末の第7節カールスルーエ戦では、町野に代わってスタメン出場のFWベネディクト・ピヒラーが1ゴールをマークしている。それだけに町野としては、レギュラー奪還にむけてより一層結果が求められる。