「うんちには世界基準があるらしい。(続きは中の個室で)」――。
そう書かれた巨大な広告が、東武東上線・池袋駅内にあるトイレの外壁に掲示されています。仕掛けたのは、痔の疾用薬「ボラギノールシリーズ」を展開する天藤製薬株式会社。
同社は、池袋駅に加えて、東京メトロ・渋谷駅、東京メトロ銀座線・丸の内線で目にした人のインパクトに強く残りそうな広告を展開しています。
渋谷・池袋では“トイレ広告”
巨大な広告に書かれた「続きは中の個室で」と書かれたメッセージに従いトイレに向かうと、個室のドア前に貼られているのは「良いアウトプットを!」などと書かれた広告。
今から応援されるような、この広告は東武東上線池袋駅内と東京メトロ渋谷駅内で掲載されています。商品のスッキリ感をイメージさせるようなメッセージとしたそうです。
上記以外にも、「もう戦わなくていいんだよ」と、トイレに到着してホッとした人をねぎらうメッセージのほか、「トイレに広告を出すことで商品を覚えてもらう作戦です」「出るまで眺めてるそのスマホで買えますよ」と真意を隠すことなく商品の購入を勧める文言なども掲示されています。
個室内にあるのは……?
「続きは中の個室で」の答えは、個室に入ると分かります。
座面に座ってドアを見ると、そこに貼られているのは、便の形態を7つのカテゴリーに分類した世界的な基準である「ブリストル便形状スケール」を使った広告。自身の便の状態をチェックしていただきたいという想いから作られたそうです。
健康の便について基準が表記されているので、広告を見たあとにトイレをすることで自分自身の便と向きあい、自分自身の健康状態を知る1つのきっかけにできるかもしれません。
渋谷駅の改札付近にあるトイレの外壁には「詰まらない方がいい。改札もおしりも」と、聞いて誰もが納得してしまうであろう広告が掲載されています。
トイレを利用せず、そのまま改札を通ろうとしている人たちも思わず気になって一目見てしまうようなメッセージです。
電車内の広告を排除したスタイル
また、10月16日(月)から10月30日(月)までの期間、東京メトロ銀座線・丸の内線でトレインジャックを実施。自社販売の便秘薬「ボラギノールスムース便秘薬」による便質改善後のスッキリ感を体現した「広告スッキリ車両」を運行します。
広告をなるべく排除した真っ白なデザインの車両となっていますが、掲示の端っこには、「この電車の広告もスッキリさせてみました。」「便質改善でラクに出す」などと小さく書かれたメッセージも。
同社によると、製品のコンセプトでただ単に表現するのではなく、製品を使うことで、おなかも気持ちもスッキリできることを表現するために、このようなデザインにしたそうです。