サッカー日本代表「森保ジャパン」のMF守田英正は、ポルトガル1部スポルティングCPと契約延長間近と報じられているが、ここに来てMF長谷部誠擁するブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトから関心を寄せられているようだ。
守田は昨年夏にCDサンタ・クララからスポルティングへ完全移籍。加入1年目からリーグ戦29試合出場で6ゴール3アシストと結果を残すと、今季もここまでリーグ戦全8試合でスタメン出場。中心選手としてチームを支えている。
それだけにスポルティング幹部も守田の貢献度を高く評価。ポルトガル紙『ア・ボーラ』は「スポルティングは近いうちに守田の契約内容を見直す」とした上で、契約期間を現行の2026年6月から1年間延長、年俸を40万ユーロ(約6200万円)から60万ユーロ(約9500万円)へ引き上げ、くわえて契約解除金も4500万ユーロ(約71億円)から6000万ユーロ(約95億円)にアップと伝えていた。
しかしポルトガル紙『レコルド』によると、フランクフルトがすでに2度スポルティングの公式戦にスカウト陣を派遣。今年夏にMF鎌田大地がラツィオへフリー移籍しただけに、中盤の補強を目指しているとみられる。
フランクフルトは昨季終了後に鎌田など複数の主力選手が退団。長谷部もベンチ要員となる中、今季はブンデスリーガ第7節終了時点で2勝4分1敗と8位に甘んじている。
なお守田が現在受け取っている年俸については、『ア・ボーラ』が昨年7月に「チーム内での給与水準では中間レベル」と伝えていた。ただ契約延長の場合も1億円に届かないとみられ、ヴィッセル神戸所属FW大迫勇也など一部のJリーガーよりも安い。スポルティングでの年俸の低さは、フランクフルトが守田の獲得に興味を示している理由のひとつかもしれない。