共に競技に参加することも「ファンとの絆」の証
一方で、メーカー側がやる気満々のファンイベントもある。それが、「マツダ ファン フェスタ」だ。マツダやマツダ販売店の社員の皆さんが「ファンのため」に全力投球している。
岡山国際サーキットと富士スピードウェイで開催されてきたが、富士スピードウェイでは4年ぶり3回目の実施となった。

コンテンツも、「遊び」の要素を取り入れているものの、デザイン、生産技術、衝突安全技術などマツダのモノづくりの最前線にいる人たちが、それら技術要素を盛り込んだアイテムを使って分かりやすく解説してくれる。または、簡単なモノづくり体験もできる。

さらに、マツダの場合、毛籠勝弘社長、役員、デザイン本部長、そして担当主査が自ら「ロードスター」のステアリングを握り、自社イベントであるマツダ耐久レースに出場している。
ファンと一緒にレース競技に参加することで、彼らが楽しみ、学ぶ姿がファンとマツダとの絆を強めているのだ。
ちょうど、三菱「スターキャンプ」の翌週開催であったこともあり、「メーカー×ファン×販売店」のつながる方法は、メーカーによって違いがあることを痛感した。
マツダファンフェスタ取材を終えて、コンちゃんと一緒に沼津で一泊。

翌日は沼津港で海の幸を味わいながら、思案した。
「さて、コンちゃんを含めたアルトピアーノ・オフィシャルファンミーティングは、どんな方向性が良いものか?」
その実現に向けて、これから一歩一歩、前に向かって進んでいこうと思う。
フォト=桃田健史 K.Momota
文・桃田健史/提供元・CARSMEET WEB
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