食べられるの?
非常い小さいためなかなか食べる機会はないとは思いますが、一部の地域ではまとめてかき揚げにして食べられていたようです。
しかし、お分かりのとおりビリンゴを狙って捕獲する機会がないため、そこまで一般的ではありません。
味はハゼ特有の風味を感じられるものの、旨味は強くないとされています。
どこにでもいるからこそ生態系に重要
このどこにでもいるビリンゴですが、生態系においてはピラミッドを支える非常に重要な役割を担っています。
河口域ではプランクトンを捕食するこの小さなビリンゴをハゼやスズキの小さな子供が捕食し成長しています。
どこにでもいるからこそ、どこの海も豊かにサカナが育つのです。
大阪湾の迷いクジラ「淀ちゃん」の亡骸で新生態系構築の可能性 『鯨骨生物群集』...
暖かくなると発生する「春濁り」の原理 生態系を回す起爆剤の役割も?
海に『外来魚』は存在する? 船に乗って異国のサカナが入国することも
<近藤 俊/サカナ研究所>