勝手に治るが、繰り返すことが多いぎっくり腰

今日はすぐに来てくださったんですが、ぎっくり腰って実は何もしなくても2週間で痛みは半分以下になるんです。
え！？何もしなくても痛みがなくなるんですか？
はい。多くの場合は何もしなくても痛みは軽減します。ただし、約60％の人に痛みが残り、1年以内にぎっくり腰を繰り返されるケースも多数あるんですね
こわー！ぎっくり腰が慢性化するってことか～。では、鍼施術をしたら、ぎっくり腰はすぐによくなるんですか？
ぎっくり腰で来院される方は、歩きがおぼつかなかったり、ゆっくりしか歩けない状態で来られることがほとんどなんですが、鍼を受けた後はかなりスムーズに歩いて帰られる方が多いです！また、鍼治療は慢性化を防ぐのにも役立ちます。
めちゃめちゃ痛いんで、先生早く痛みをとってください～～！！

鍼(はり)って刺すと痛いの？血出るの？

ふーこさん、鍼施術を受けたご経験は？
実は初めてなんです！鍼を刺すんですよね？やっぱり痛いんですか？
鍼施術に使う鍼は注射針の約1/8の細さなので、痛みを感じやすい過敏な部分でなければほとんど痛みはないです。血も出ません。
そうとはいっても、鍼を刺すんですよね～。ちょっと怖い。
鍼には長さ太さに色々な種類があるのですが、初めての方にはこちらの短い鍼を使います。
短い鍼から徐々に慣れていくってことか～。ところで、鍼ってどんな作用やメリットがあるんでしょうか？
いい質問ですね！鍼施術では、症状にあわせて、筋肉、関節、神経をピンポイントに狙って刺激できるんです！
鍼だから、傷んでいる深さが選べるってことですか？
はい。その通りです。ほかの施術では届きにくい関節内部に直接アプローチできるのも鍼施術のメリットですね。鍼で刺激することで痛みを感じにくくしたり、血流を良くして回復を早めたりする作用が期待できます。
また、ケアスマイルでは現代医学的な鍼施術をやっています
現代医学的な鍼？
具体的には4つあります。

①筋肉：問題のある筋肉や痛みの原因に鍼を当てて、血流を良くしたり痛みを和らげたりします。電気鍼を用いれば、筋肉の柔軟性も向上します。

②神経：過敏な感覚神経や運動神経を鍼や電気鍼で刺激し、神経の状態を正常に戻したり、筋肉の血流を促進します。

③関節：背骨の関節を鍼で刺激し、関節周囲の血流を良くし、過敏な神経を正常に戻します。

④反応点：ツボに鍼を刺し、電気を流す鍼施術。体の部位に固執せず、ツボの反応に重きを置く。特に自律神経失調症や慢性痛に。

これら4つの鍼施術は、体のさまざまな部位に焦点を当て、痛みや不快な症状を和らげ、体全体のバランスをよくするという共通の目的を持っています。
あと、ぎっくり腰で勘違いされやすいことがあって、絶対に安静にしないといけないと思われてますが、安静にしてもいいのは3日までなんです。
え、治るまで動かさない方がいいんじゃないんですか？
ぎっくり腰の当日、翌日の急性期をすぎて、痛みが弱くなったら、動ける範囲で動いて下さい。治りが早まりますし、慢性化しづらくなります。
慢性化は絶対したくないです！
一旦慢性化してしまうと腰だけの問題ではなく、脳自体が過敏になり、痛みを感じやすくなってしまいます。そうなってしまうと回復に時間がかかってしまうので、早めの対処が大切です。もちろん、鍼治療は脳に対してアプローチもできますので、慢性腰痛にも対処が可能です
水口院長、関係ないんですけど、なんとなく学校の先生っぽい雰囲気ですね～。
実は盲学校で理療科教諭として学生たちに教えていたこともあったんですよ～。（うれしそうに話す水口院長）
やっぱりそうか～。いや～聞いてたら、めっちゃ講義っぽくて勉強になりました！（きっといろいろ教えるの好きなんやろな）
ほんまに～。優しくいろいろ教えてもらえたから、先生なら大丈夫そうな気がしてきました！