しかし、現役時代は、「とりあえず生活して行ければいいや」と先のことは考えていませんでした。

今考えると、収入を全部消費してしまう生活態度は、極めて不健全だったと反省しています。少なくとも収入の10%または20%は貯蓄するという発想が必要だったと後悔しています。

70代になった現在、幸いにして働くところがあるので、ありがたいと思っています。職場で若い人とタメ口をきいたり、冗談を言い合ったりして楽しく働いております。

「何歳まで働けるのか」と、いささか不安はありますが、働ける間は働いて、コツコツ貯金を続けていこうと思っています。

(70代・男性)

今回は、老後貧乏にまつわるエピソードについてまとめました。あなたの周りにも、こうした人がいるか考えてみてくださいね。

文・MONEY TIMES編集部