人生100年時代、老後貧乏は他人事ではありません。

本稿では、現役時代はお金に余裕があったのに、定年退職して老後貧乏になってしまったエピソードについてMONEY TIMES編集部がアンケート調査しました。

■現役時代は会社の部長職

私は現在70歳で、現役時代は会社の部長をしていました。

その頃の月給は80万円で、年収は1,000万円ほどでした。富裕層とまでは言えませんが、中間層以上の生活をしていたと思います。

しかし、定年退職後、老後貧乏に陥ってしまったのです。

現在の月給は年金だけで、20万円ほどです。年収は240万円にも満たず、生活費にもかなり苦労しています。貯金額も100万円ほどしかありません。

老後貧乏に陥ってしまった原因は、主に3つあります。

■現役時代は贅沢三昧の生活

1つ目は、現役時代に節約や貯蓄をしなかったことです。高収入だったので、贅沢な暮らしをしていました。家や車も高級なものを買い、子供や孫にもお金をかけていました。その結果、老後のために貯めておくべきお金がなくなってしまったのです。