メルカリでは、購入者・出品者間でスムーズに取引できなかったときは「キャンセル申請」を使って取引を中止できます。
しかし、キャンセル申請には相手方の同意が必要です。すると取引に対する認識の齟齬などが原因で、どちらか一方がキャンセルに「同意しない」場合はどうなるのでしょうか。また、キャンセル申請への同意なしで取引を取消することは可能なのでしょうか。
この記事では、メルカリのキャンセル申請について、その仕組みや注意点、よくある質問などを解説します。
メルカリの取引の「キャンセル申請」とは?
メルカリの「キャンセル申請」は、出品者・購入者が同意の上で取引を中断できる機能。キャンセル申請は「出品者から購入者に対して送る」ものであり、購入者が一方的に取引を中断できません。
メルカリの取引はキャンセル申請への同意なしで取消可能?
メルカリの取引は、基本的にはキャンセル申請への同意なしで取消できません。
なお、事務局を通すと多くのケースで取引が強制終了となり、終了になるといわれています。しかし、出品者が身勝手にキャンセルを繰り返している場合などはペナルティが課せられることも。
【出品者】キャンセル申請のフォームの表示タイミングは?
出品者の場合、キャンセル申請のフォームは常に取引画面の最下部に表示されています。
【購入者】キャンセル申請のフォームの表示タイミングは?
購入者の場合、「発送までの日数の翌日0:00以降」に取引画面最下部に表示されます。
たとえば12月1日15:00に購入者が支払い手続きを完了した場合、以下のタイミングでフォームが表示されます。
・「1〜2日で発送」の場合
→発送期限は12月3日15:00/フォームの表示は12月4日 0:00
・「2〜3日で発送」の場合
→発送期限は12月4日15:00/フォームの表示は12月5日 0:00
・「4〜7日で発送」の場合
→発送期限は12月8日15:00/フォームの表示は12月9日 0:00
購入者がメルカリのキャンセル申請に同意した/同意しない場合はどうなる?
購入者がメルカリのキャンセル申請に同意した場合・同意しない場合は、それぞれ取引はどうなるのでしょうか。画像付きで具体的に流れを解説します。
購入者がキャンセル申請に同意した場合
出品者がキャンセル申請すると、購入者の「お知らせ」に「取引キャンセル申請が届いています」と表示されます。メッセージ内には取引キャンセルされた商品IDと商品名、商品価格とともに、具体的なキャンセル内容が書かれています。
購入者がキャンセル申請に同意しなかった(拒否された)場合
購入者がキャンセル申請に同意しない場合は、キャンセル申請は不成立になり、いったん出品者と購入者で取引メッセージ内で話し合うよう促されます。
それでも解決しない場合は事務局が仲裁し、状況に応じた対応が行われます。事務局主導で取引がキャンセルされるケースが多いですが、出品者側の瑕疵(かし)が大きい場合、出品者にペナルティが課せられることもあります。