
三菱ディアマンテ(E-F11/13/15/17/25/27A型)
ディアマンテは1990年5月、三菱初の3ナンバー専用車としてデビュー。1989年4月の消費税導入を機に3ナンバー車の自動車税がリーズナブルになったことも影響し、メーカー予想の月販3500台の予想を大きく上回る高い人気を獲得した。ボディサイズは全長×全幅×全高4740×1775×1400〜1420mm。ライバルのトヨタ・マークIIの3ナンバー車は5ナンバーボディの拡幅車だったが、ディアマンテはゼロから3ナンバー車として開発。それだけに欧州車と同等の堂々とした佇まいが魅力だった。エンジンは3リッター(210ps)/2.5リッター(175ps)/2リッター(125ps)の3種。すべてがV6レイアウトで3リッターと2.5リッター仕様は新開発DOHC24V。ディアマンテは三菱の作品らしく先進技術の導入にも積極的だった。駆動方式はフルタイム4WDとFFの2種。一部グレードにはトラクションコントロールや電子制御アクティブサスペンションが組み込まれていた。最適な運転ポジションに自動的に導くMICS(三菱インテリジェントコクピットシステム)など、アメニティ装備でもライバルを凌駕した。ボディタイプは4ドアピラードHT。オーソドックスなセダンは1990年10月にシグマとしてデビューする。写真のカタログは1990年5月版(原寸296×256mm、変形26ページ編集)
※資料提供/ブックガレージ





提供元・CAR and DRIVER
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