浦和レッズは今月15日開催のYBCルヴァンカップ準決勝2ndレグで、横浜F・マリノスと対戦。犯罪被害者遺族が試合会場の埼玉スタジアムに招待されたが、この浦和と埼玉県警の施策に対する誹謗中傷投稿が物議を醸している。
浦和は2021年に埼玉県犯罪被害者支援推進協議会に加入。昨年につづき今年も埼玉県警と連携して、ホームゲームへの遺族招待を実施。一部メディアによると、横浜FM戦では7名がスタンドから試合観戦したという。
しかし天皇杯4回戦・名古屋グランパス戦での浦和サポーター暴徒化問題もあり、一部のSNSユーザーが同クラブの活動を揶揄。X(旧ツイッター)上でヴィッセル神戸サポーターを名乗る人物が、遺族招待のニュース記事を引用した上で「犯罪者だらけの埼玉スタジアムに招待とか危険」などと投稿したのだ。
当然ながらこの投稿には「被害者遺族に失礼」「大人げない」「これで浦和を攻撃するのはダメ」といった批判が殺到。神戸サポーターからも「他の神戸サポーターに迷惑かけるな」「浦和の施策は素晴らしい」というコメントが寄せられている。
浦和の一部サポーターは名古屋戦での暴徒化により、日本サッカー協会(JFA)から国内開催の全試合を対象として無期限入場禁止を通達されている。これを受けて、浦和サポーターやクラブを一括りにして批判するSNSユーザーが続出しているが、今回の遺族招待と暴徒化問題に関連がないのは明らかだ。