冨安健洋 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」のDF冨安健洋は、所属先のプレミアリーグ(イングランド1部)アーセナルでレギュラーを勝ち取っていない。そんな冨安の現状にイタリアメディアが注目している。

 冨安はセリエA(イタリア1部)ボローニャで活躍すると、2021年夏にアーセナルへ完全移籍。プレミアリーグ挑戦1年目にして右サイドバックでコンスタントにプレーしていたが、昨年1月の負傷離脱以降はベンチ要員に。昨季は一時、左サイドバックでレギュラーを掴みかけたが、カタールW杯後は右サイドバックでDFベン・ホワイトのバックアッパーとなっていた。

 今季もプレミアリーグでスタメン出場1試合と、左サイドバックでDFオレクサンドル・ジンチェンコの控えに甘んじている冨安。それでも今月8日に行われたマンチェスター・シティ戦で途中出場から決勝ゴールを演出するなど、存在感を発揮している。

 そんな中、イタリアメディア『トゥットボローニャ』は元ボローニャ所属選手の現状をリポート。冨安について「彼は本来のパフォーマンスを発揮できていない。アーセナルでの過去2シーズンは怪我に泣かされた。ミケル・アルテタ監督のもとでスタメンではないが、この日本代表選手は将来再びスペースを見つけることを望んでいる」と綴っている。

 日本代表では不動のセンターバックとして活躍している冨安。アルテタ監督からユーティリティ性を高く評価される一方、スーパーサブという立ち位置に現地でも疑問の声が噴出。今年夏の移籍が噂されたが、アーセナルでのポジション争いに前向きであることに変わりはない。