堂安律 写真:Getty Images

 ブンデスリーガ(ドイツ1部)SCフライブルク所属MF堂安律は今月、サッカー日本代表「森保ジャパン」でメンバー外に。代表チームでFW伊東純也(スタッド・ランス)の控えに甘んじる中、今もなお状態面で問題を抱えているようだ。

 堂安はカタールW杯のドイツ戦とスペイン戦で途中出場直後に同点ゴールをマークするなど、森保ジャパンのベスト16入りに大きく貢献。MF南野拓実(ASモナコ)にかわり日本代表の「10」番を背負ったが、先月の欧州遠征でも右サイドで伊東からのレギュラー奪取には至らなかった。

 森保一監督は堂安をメンバーから外したことについて「コンディション不良」と説明している。またドイツメディア『schwarzwalder bote』によると、同選手は16日に行われたスイス1部FCバーゼルとの練習試合を欠場。欠場理由を「歯の治療」と伝えている。

 堂安はフライブルクで今季もレギュラーを張っているが、今年8月の公式戦では親知らず抜歯の影響で本来のパフォーマンスを発揮できていない。

 それだけに日本代表OBの内田篤人氏は、自身の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』出演時に「シーズン途中で歯が痛くなったら罰金じゃない?俺シャルケでプレーしていた時そうだったよ」と、歯の問題を抱えている堂安の現状に驚くとともに、自己管理能力に言及している。

 先月12日のトルコ戦で3試合連続となるゴールを決め、今月13日のカナダ戦でもキレのある動きで何度もチャンスを演出した伊東。スタッド・ランスでも輝くウインガーと堂安の差は広がっている。