
ECサイト「amazon.co.jp(アマゾン)」の物流倉庫でのアルバイト募集が一部で話題を呼んでいる。募集要項には「同じ作業を繰り返すルーチンワークなので何も考えなくてOK」「『考えるのは苦手…』という方にぴったり!」などと書かれており、業務内容は「商品チェック(検品)」「(2)バーコードを読み込んで在庫登録」「(3)棚へ商品を入れて保管、他シール貼り・梱包・ピッキング・品出し等」。時給は1200円で1日8~10時間勤務という条件だ。単純作業で1日1万円前後稼げるとあって、一見「おいしいバイト」のように思えるが、「アマゾン倉庫のアルバイトはきつい」という話は以前から聞かれる。そこで今回は識者への取材をもとに、その実態に迫ってみる。
バイト経験者の声は「キツい」「おすすめしない」が大多数
まずはアマゾン倉庫アルバイト経験者と思われる人が、ネット上に書き込んでいたコメントをいくつか紹介していこう。
「とにかく1日10時間立ちっぱなし動きっぱなしに耐えなくてはいけない。休憩所、トイレ、などは離れているので、移動でも歩く必要あり」
「私が配属されたのは機械で運ばれてきたものを仕分けする仕事で、重いものもありました。配属先によって大変さも全然違うし、長く続いたらすごいと思う。3日目勤務くらいから早くしろと秒単位で管理されていて」
「1人で黙々と作業するのが好きな人、単純作業が苦にならない人にはおすすめです。逆に単純作業が苦手な人には絶対おすすめしません」
「倉庫内はエアコン(ダクト)があっても生ぬるい風がでている時がほとんどなので、作業中はとても暑く、冬でも汗だくになる。どんだけ頑張って成績を良くしても評価はされないし(給料があがるわけでもない)、ミスはとことんたたかれるので強くないとやっていけないので注意」
「時給は仕事がハードな割に安い。体力仕事なのに安すぎる。人によって仕事内容が毎日違うので、楽な仕事ばかりをしている人もいて平等性に欠ける」
上記コメントからは、徹底された管理体制のもとで肉体的にも精神的にも重労働であることがうかがえる。