MOTORISTS合同会社は、ファンティック・エンデューロチームが今シーズンの5つのエンデューロ世界タイトルを獲得したと発表した。

ジュニアではジェド=エッチェルス、ユースではケビン=クリスティーノ、そして女子ではジェーン=ダニエルズが、いずれも世界チャンピオンに輝き、ジュニア1では、またもやジェド=エッチェルスが、ジュニア2ではアルビン=ノルビンが世界タイトルを獲得。ファンティックは2023年の FIM エンデューロ・ワールドシーズンで、最も成功を収めたメーカーとなった。

ファンティック、5 つのエンデューロ世界タイトルを獲得!

今シーズンのファンティック・エンデューロチームの活躍は目覚ましい。ジュニアではジェド=エッチェルス、ユースではケビン=クリスティーノ、そして女子ではジェーン=ダニエルズが、いずれも世界チャンピオンに輝き、ジュニア1では、またもやジェド=エッチェルスが、ジュニア2ではアルビン=ノルビンが世界タイトルを獲得した!

並み居るライバル達を大きく引き離し、5つのカテゴリーで表彰台の頂点に立ったファンティックは、2023年の FIM エンデューロ・ワールドシーズンで、最も成功を収めたメーカーとなった。

ここポルトガルのサンティアゴ・ド・カセムでは、昨年のバルパコスに続いて 2 年連続でポルトガル GP が開催され、エンデューロ GP 2023 世界選手権は、ファンティックが 5 つの世界タイトルを獲得して幕を閉じた。
土曜日(10/7)にはユースクラスのケビン=クリスティーノ(Fantic Racing)とウィメンズクラスのジェーン=ダニエルズ(JET Fantic Racing)が、シーズンを通して圧倒的な強さを見せ、ワールドチャンピオンに輝いた。
ジェド=エッチェルス(JET Fantic Racing)は、日曜日(10/8)、もう一人のファンティック・ライダー、アルビン=ノルビン(Fantic Racing)とのバトルの末、ジュニア1でもタイトルを獲得し、ジュニア 2 でやはりタイトルを獲得したアルビン=ノルビンとともに、ジュニア・クラスの世界タイトルを制覇した。

モトクラブ・モータースポーツ・サン・アンドレによって開催された今季最後の GP、ポルトガル GP は、4 つのスペシャル・テスト・ステージが 3 周ずつ、合計 60km にわたるコースで繰り広げられた。この週末は気温が 30 度近くまで上がったため、ライダーにとってはさらに厳しいチャレンジとなった。

ジュニア・クラスの新世界チャンピオンに輝いたジェド=エッチェルス。マン島出身の彼にとって、先日の BECでの優勝に続く、今季 2 つ目のタイトルだ。
一方、2 ポイント差でフィニッシュした、スウェーデン出身の次席世界チャンピオンのアルビン=ノルビンは、結果だけを見ると両日とも勝利を得ているが、表彰台の上に立つには十分な結果ではなかった。
とはいえ、この 2 人のファンティック・ライダーは、ジュニア・エンデューロ GP 世界選手権の紛れもないスターといえる。ジェドは、彼の Fantic XEF 250 で非常にセンセーショナルなシーズンを送り、全 14 戦中なんと 13 戦で表彰台に上がって、文句なしでジュニア 1 のタイトルをものにしている。

Fantic XE 300 の、アルビン=ノルビンは、出場した 7 つの GP のうち 5 つの GP で勝利し、そのほぼ半分を突出した好タイムで制している。これまでの、イギリス人とスウェーデン人の互いの好タイムを合わせると、なんとここまで行われたスペシャル・テストの 75%が彼らによって制覇されたことになる。

ユースクラスの世界タイトルは、ケビン=クリスティーノによって日曜日を待たずに決定した。土曜日に彼が収めた 2 位は、クリスティーノが初のエンデューロ世界チャンピオンに輝くには十分な結果だった。ケビンは日曜日にも勝利をものにして、その世界チャンピオンの座を揺るがぬものにしている。ケビンは、彼の Fantic XE 125 を操り、14 戦中 12 勝をあげ、スペシャル・テストのほぼ半分を制し、総合クラスでも傑出したタイムを記録してくれた。

ファンティックにとって、2021 年のアルビン=ノルビン、2022 年のハリー=エドモンドソンに続く、3 年連続のユースクラスでの勝利となる。
ジェーン=ダニエルズも、土曜日のうちに早くも祝杯をあげた。このイギリス人女性は、またしてもライバル達にチャンスを与えることなく、あっというまに両日とも優勝して、8 戦中 8 勝というみごとなトータルポイントでシーズンを締めくくった。ジェーンは Fantic XEF 250 で 2 年連続、世界タイトルを獲得して、彼女のコレクションに 4 つ目の輝けるトロフィーが加えられた。

ジェド=エッチェルス(JET Fantic Racing):
「アルビン=ノルビンは、やっぱり手強い相手だったから簡単ではなかった。だからジュニアとジュニア 1 クラスでタイトルを取ることができて、すごく嬉しいよ!」

ジェーン=ダニエルズ(JET Fantic Racing):
「まだとても興奮しているし、この喜びを表現する言葉が見つからないわ、大喜びよ!暑い日だったからタフなレースだったけど、素晴らしいレースだった。お茶(イングリッシュ・ティー)と JET Fantic Racing、そして Fantic のおかげで、今年も素晴らしい 1 年を過ごせたことに心から感謝するわ!」

アルビン=ノルビン(Fantic・Racing):
「両日とも勝って 2023 年シーズンを終えることができたけど、ジュニア・クラスの世界タイトルには及ばなかった。でも、全力を尽くしたので悔いはないし、最終的にジュニア 2 クラスで勝利できたのが嬉しくて、まだ興奮が収まらないよ!」

リリース提供元:MOTORISTS合同会社