DF:リコ・ルイス(マンチェスター・シティ)
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が「今まで指導してきた中で最高の選手の1人」と称賛したDFリコ・ルイス(18)。同クラブのU-18チームでは2021/22シーズンに主将を経験。2022/23シーズンからトップチームでプレーする時間が増えると、2022年11月2日のチャンピオンズリーグ(CL)セビージャ戦で初先発を飾り、CL史上最年少記録となるゴール(17歳と346日)を決めた。
イングランド代表としては、現在U-21代表としてプレーしており、フル代表の経験はない。しかしシティでの活躍を見れば招集されるのは時間の問題であろう。中盤でもプレーできるが、ユーロ2028では左SBとして選出した。
MF:デクラン・ライス(アーセナル)
イングランド国籍を持つ現役守備的MF(DMF)において、最も優れた能力を持つのがアーセナルのMFデクラン・ライス(24)だろう。その魅力は、守備やボールを持ち運ぶ能力にとどまらない。2021/22シーズンには、22歳ながらウェストハム・ユナイテッドで主将を務めた経験を持つ。
イングランド代表では、2019年3月に20歳でフル代表に初招集。2021年に行われたユーロ2020ではレギュラーポジションを獲得し、チームの準優勝に貢献した。カタールW杯のメンバー入りも果たし、全5試合でスタメン出場。チームの中心ポジションであるDMFにライスのような素晴らしい才能をおけるイングランド代表は、とても恵まれている。
MF:トレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール)
6歳からリバプールの下部組織に所属していたMFトレント・アレクサンダー=アーノルド(25)は、2016年18歳でトップチームデビュー。主に右SBでプレーしてきた。2018/19シーズンの12アシスト、2019/20シーズンの13アシストは、プレミアリーグでDF選手が1シーズン中にアシストした最多記録となった。2022/23シーズン後半からはピッチ中央でのプレーが増え、また2023/24シーズンからは同クラブの副キャプテンを務めている。
イングランド代表としては、2018年ロシアW杯でフル代表に初招集。カタールW杯でもメンバー入りを果たしたが、優秀な選手が多い右SBのポジション争いの中で出場機会は限られた。最近はプレー幅が増えたことからMF枠で招集されるようになったアーノルド。現役選手の中でも1番を争う素晴らしいキック能力を持ち、イングランドに攻撃の脅威を提供し続けることができる。