笠井瑞丈氏×上村なおか氏主催「今、ショパンを踊る」が、12月5日(火)~12月7日(木)に、国分寺市立いずみホールにて上演する。
同公演は、笠井叡氏の構成演出振付による新作ダンス公演で、4人のダンサーが新たなる世界を創造する。
4人のダンサーがショパンに取り組み新たな世界を創造
「今、ショパンを踊る」は、笠井叡氏が構成演出振付を行う新作ダンス公演で、主催は笠井瑞丈氏と上村なおか氏による。
出演は、様々なスタイルのダンスのエッセンスを取り入れながら独自の世界観を持つ作品を発表する笠井瑞丈氏。
また「身体の発見と冒険」をキーワードに様々なジャンルのアーティストとの協働作業やワークショップ・振付・共作・客演を積極的に行う上村なおか氏。
それに浅見裕子氏と、笠井叡氏の作品には初参加となる川村美紀子氏の4人だ。
笠井叡氏がこれまでソロでも踊ってきた「ピアノ協奏曲第一番」などの曲に、この4人のダンサーが取り組み、新たなる世界を創造する公演となる。
今現在起きている戦争は、ヨーロッパの時代が終わりゆくことへの抵抗のようにも見える。パンデミックを経て世界の力関係が変化していく中で、人間は一体どのような力を持ち得るのだろうか。
ショパンには、その父の影響もあり音楽家というより革命家の血が流れており、その音楽の中には古典派やロマン派とは全く違った革命的な力がある。
そしてこの作品の作者である笠井叡氏の言によれば、ショパンは「音楽そのものがダンスしている」のだ。
この舞台では、古典とされる音楽が持つ革命的な力が、笠井瑞丈氏・上村なおか氏・浅見裕子氏・川村美紀子氏という4人の稀有なダンサーの身体と結びつき、ショパンその人の人生の如く燃焼し尽くすことで、彼の音楽の持つダンス性をまさに今「ダンスそのもの」として開示することを試みる。
同公演のチケットは、現在カンフェティにて発売中だ。
古典・近代・現在を貫いて、それが今この時代の革命となり、時代の閉塞を突破することで、人間が持っている力の可能性を信じる希望としたいという「今、ショパンを踊る」公演。
稀有な演出家と、4人のダンサーたちが表現するパフォーマンスが、いかにショパンの音楽を開示するのかを見届けたい。
今、ショパンを踊る
公演期間:12月5日(火)~12月7日(木) 19時開演 ※開場は30分前
会場:国分寺市立いずみホール
所在地:東京都国分寺市泉町3-36-12
料金:前売一般 3,500円(税込)・当日一般 4,000円(税込)※全席自由席
(高野晃彰)