個性の違う3気筒
軽く回せるエンジンは
4気筒を払拭する時代が来るかも
3気筒でもそれぞれの個性が違う。ただ、言えるのは4気筒よりも軽く、今やパワーは十分すぎるくらい3気筒で足りてしまう。高回転も良く回る。4気筒の高回転を使い切るよりも簡単に回しきれる。それでいて低速のトルク不足も4気筒より改善される。むしろ3気筒の雑味のある中太のトルクは走りやすさに貢献する。やはり昔と違っていいとこ取りなのだ。
日本では4気筒最強説がオッサン世代の我々の身体に滲みこんでいる。レースの世界でホンダやヤマハやスズキ、カワサキが海外の列強に勝つために緻密な技術を詰め込んで世界最強のエンジンに仕立て上げた4気筒。だからこそ、今でも日本メーカーは強い。しかし、ヤマハの3気筒をはじめ、電子制御の入った現代のバイクは軽さという点で3気筒が優勢になったのではないか。もちろん4気筒もいいけどね。少しでも興味を持ったなら是非3気筒を楽しんでほしい。ほかにも紹介したい3気筒はたくさんあります。