Machida 氏が、町田の試合内容を称えている。
町田は黒田剛監督体制のもと、シーズン序盤から首位を独走。ファウルや時間稼ぎなど、一部のプレーを巡って賛否両論上がる中でもチームのスタイルを貫いている。また秋田戦では前半アディショナルタイムにMF下田北斗がダイレクトボレーから勝ち越しゴールを決めると、2-1で勝利。リーグ戦残り4試合の時点で勝ち点75と、2位の清水エスパルスに8ポイント差をつけている。そのため22日開催のロアッソ熊本戦で勝利すれば、クラブ史上初となるJ1昇格が決まる。
この秋田戦では、U22日本代表選出のFW平河悠とFW藤尾翔太が負傷のため欠場。絶対的ストライカーのFWエリキを長期離脱で欠く中でも、FW荒木駿太らの活躍により貴重な勝ち点3を掴んでいる。ベストメンバーが揃わない中での勝利であるだけに、解説者の渡邉氏は試合終了直後、町田の戦いぶりを以下のように評した。
「怪我人や代表招集でメンバーが揃わない中、本来のサッカーではないかもしれないが、したたかに最後までプレーした。首位とは思えないサッカーだったかもしれないが、こういうことができると残り試合に勢いがつくのかなと。そういう試合に見えた」
また町田OBの鄭大世氏は、試合後にX(旧ツイッター)を更新。「秋田対町田すごい試合だったな。久々にこういうサッカー見れて面白かった」と、興奮を隠せない様子を覗かせた。
なおこの秋田戦は7月16日にソユースタジアムで開催予定だったが、大雨の影響で延期。代替開催日の発表まで1か月以上を要すると、秋田は開催日決定までの過程を以下のように説明。ネット上では町田の対応に批判の声が上がっていた。
「当クラブとしては、Jリーグの定める代替開催にかかるガイドライン(内規)のもと、対戦相手クラブのスケジュールを最大限配慮した開催候補日を複数案提示したにもかかわらず、期日までに対戦相手クラブからの回答・承諾を得ることができず、その後、別日の提案を受けておりましたが、スタジアムの確保が不可能だったため先に当クラブが提示した日程での検討を打診しておりました」
「強化面における公平性の観点や、昨今全国各地で異常気象による試合中止が増加していることを踏まえ、今後も同様の日程変更が生じる可能性を考慮し、速やかな代替試合を開催することが妥当と考えておりましたが、その後、Jリーグも交えて調整した結果、先にリリースした通り、10月14日(土)の開催日に同意した次第です」