大迫勇也 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は13日開催のカナダ戦で4-1と快勝。FW浅野拓磨(VfLボーフム)が1アシストをマークしているが、代表OBの田中マルクス闘莉王氏はFW古橋亨梧(セルティック)をはじめストライカー陣のパフォーマンスに不満を抱いている模様。FW大迫勇也(ヴィッセル神戸)の代表復帰を望んでいる。

 日本代表は第2次森保ジャパン発足後、6試合で20ゴールをマーク。様々な攻撃パターンからチャンスを作っていることもあり14選手がゴールを決めているが、ストライカー陣ではFW上田綺世(フェイエノールト)が2ゴール、古橋、浅野、FW前田大然(セルティック)がそれぞれ1ゴールとゴール量産には至っていない。

 そんな中、カナダ戦では浅野がスタメン出場すると、オフザボールで味方選手を活かすためのポジショニングをとるなど、好パフォーマンスを発揮。その浅野にかわって73分から古橋がプレーしたものの無得点。スペースへ抜け出す動きと味方のパスを出すタイミングが合わないシーンもあった。

 闘莉王氏はカナダ戦翌日にYouTubeチャンネルを更新。カナダ戦出場選手のパフォーマンスを採点する中、古橋の出来について以下のように述べている。

 「ゴールがないし、あの短時間で2点ぐらい取らなきゃダメ。今置かれている場所(立場)は、そんないい場所ではない。だからこそレギュラー取るには、もっと俺らの目に光るようなものがないといけない。1試合で爆発的に点取らないと、勢いには乗らない」

 その上で、闘莉王氏は日本代表の前線1トップ問題が解決されていないとの見方を示すとともに「完璧な選手が出てきたら、複数の選手を使うことなんかしていられない。凄い選手が出てこないから、こんなわけわからないローテーションをしている」と、メンバー選考に苦言。

 「もう1回大迫を呼ぶべき。今調子が良い。全然レベルが違う。ただ呼び戻したら、続けて呼ばないといけなくなるから、それを考えているんだろう」と大迫招集待望論を唱えている。