デザイン
「Neo-Rugged (ネオ ラギッド)」をコンセプトとし、シンプルで洗練されたデザインでありながら、たくましさを感じられるアウトドアスタイルを目指した。エクステリアは、ロー&ワイドで流麗なシルエットが特長で、特に最上位グレードには21インチの大型ホイールを採用することで、SUVらしい力強さとスタイリッシュなデザインを両立。
インテリアは上質な素材を用い、水平基調でシンプルなデザインに仕上げた。インターフェースには、質感の高い11インチのデジタルメーターパネルや、直感的に操作できる11.3インチのタッチスクリーンを採用。最上位グレードには7×3インチのヘッドアップディスプレーを採用し、運転中もスムーズな視線移動で、運転支援などのさまざまな情報を確認することができる。
コネクティビティー
コネクティビティーでは、車内でのシームレスなデジタルサービスの提供を目指した。車載向けコネクテッドサービス「Google built-in (グーグル ビルトイン)」を標準装備し、Googleアシスタント、Googleマップ、Google Playなどが車内で使用できる。ソフトウェアは「OTA (Over the Air)」により一部機能や性能のアップデートができ、常に最新化されたサービスが提供される。
先進安全運転支援システム・衝突安全性能
プロローグは、予防安全・衝突安全においても高い性能を目指した。先進安全運転支援システムとして「Honda SENSING (ホンダ センシング)」を標準装備。米国の安全性能評価試験において、「米国道路安全保険協会 (IIHS:Insurance Institute for Highway Safety)」の最高評価であるトップセーフティーピック+、「米国高速道路交通安全局 (NHTSA:National Highway Traffic Safety Administration)」の最高評価である5つ星の獲得を目標に開発した。
ダイナミクス・航続距離・充電性能
電動パワートレーンは、走行性能と航続距離の両立を目指した。走行性能では、フロントとリアにプロローグのために最適化したマルチリンク式のサスペンションを採用。ホンダが培ってきたダイナミクス技術によるスポーティーな走りをベースに、顧客のニーズに合わせて、シングルモーター(FWD)とデュアルモーター(AWD)の両仕様を設定し、選択の幅を広げた。特に最高出力約288hp、最大トルク約333lb.-ft.を発生するデュアルモーター仕様は、よりパワフルな加速と意のままの走りを実現する。
航続距離は、85kWhのバッテリーを搭載し、「EPA (米国環境保護庁)」が定める基準で300マイル(約482km)以上を目指す。また、DC急速充電では150kW以上の高出力充電にも対応し、約10分で航続距離65マイル(約104km)相当の充電ができるなど、外出先での充電を素早く行うことができる(150kW以上の出力が可能な急速充電器を使用した場合。充電時間は充電機器やバッテリーの状態などによって変化する)。
北米においてホンダは、信頼性の高い充電インフラの整備を目的に、自動車メーカー7社※でEV用高出力充電網を構築する合弁会社の設立に合意している。さらに2025年からは、北米で販売するEVの充電ポートに「北米充電規格 (NACS:North American Charging Standard)を採用することを、NACSを展開するTesla, Inc.と合意している。
プロローグは「CCS (Combined Charging System)」用充電ポートを採用しているが、2025年以降、充電アダプターを用いることでNACSにも対応できるよう開発を進めている。ホンダは、EV投入の拡大とともに充電環境の整備にも取り組むことで、EV普及に向けた取り組みも加速していく。
なお、東京ビッグサイトにて開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2023 (プレスデー:10月25日(水)~26日(木)、一般公開日:10月28日(土)~11月5日(日)]」のホンダブースにてプロローグの展示を予定している。
※ ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターと、BMWグループ、ゼネラルモーターズ、ヒョンデ、キア、メルセデス・ベンツグループ、ステランティスN.V.

文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB
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