サッカー日本代表「森保ジャパン」のDF冨安健洋は、13日開催の「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023」カナダ戦でスタメン出場。センターバックで好パフォーマンスを発揮したが、所属先のアーセナルでもセンターバック起用の可能性が浮上している。
同選手は昨季途中から右サイドバックでポジション争いを繰り広げていたが、今季はここまで左サイドバックでDFオレクサンドル・ジンチェンコの控えに。プレミアリーグでのスタメン出場は1試合にとどまっているが、今月8日に行われたマンチェスター・シティ戦では途中出場から決勝ゴールを演出している。
一方、日本代表では不動のセンターバックとして活躍。先月9日に行われた国際親善試合ドイツ戦では、バイエルン・ミュンヘン所属FWレロイ・サネとのマッチアップを制するなど、チームの勝利に大きく貢献。カナダ戦で前半のみのプレーだったが、DF町田浩樹(ユニオンSG)とともに安定感抜群のパフォーマンスでゴールを許さなかった。
それだけに英メディア『フットボール・ロンドン』も「冨安は代表戦で、センターバックとして優れたパフォーマンスを発揮できることをすでに証明しているが、カナダ戦でも再び母国に感銘を与えた。センターバックとしての冨安の活躍は、カナダ人の攻撃の脅威を打ち消すのに役立った」と評価。
アーセナルの主力センターバックであるDFウィリアン・サリバが、足指の負傷でフランス代表から離脱したことを伝えた上で、「アーセナルは今月22日にチェルシーとのダービーマッチを控えている。サリバはチェルシー戦での復帰に意欲的だが、ミケル・アルテタ監督には冨安という完璧な代替選手がいる」と、冨安がセンターバックで先発出場する可能性に触れた。
これまでアルテタ監督からユーティリティ性を高く評価されてきた冨安。今季ここまで出場機会が限られている中、代表ウィーク明け初戦で再びアピールチャンスを得るかもしれない。