サッカー日本代表「森保ジャパン」のFW古橋亨梧(セルティック)は、13日開催の「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023」カナダ戦で途中出場も無得点。日本代表OB内田篤人氏が連携不足を指摘したほか、Jリーグ審判員も内田氏の見解に共感している。
古橋はセルティックの絶対的ストライカーとして活躍する一方、日本代表ではベンチ要員に。カタールW杯出場を逃すと、今年6月の復帰以降も5試合中2試合のスタメン出場で1ゴール。先月9日の国際親善試合ドイツ戦では、ライバルのFW上田綺世(フェイエノールト)が結果を残していた。
そしてカナダ戦では、スタメン出場のFW浅野拓磨(VfLボーフム)がオフザボールで味方選手を活かすためのポジショニングをとるなど、好パフォーマンスを発揮。古橋は73分からピッチに立ったものの、相手ゴールに脅かすシーンはほとんど無かった。
相手DFとの駆け引きや、絶妙なタイミングでスペースへ抜け出す動きを武器とする古橋。解説者の内田氏は、同選手の抜け出す動きと味方のパスを出すタイミングが合っていないことを指摘している。
するとJリーグ公式戦で550試合以上も副審を務めてきたプロフェッショナルレフェリーの八木あかね氏は、X(旧ツイッター)で「内田さんが『古橋いい動きしてるけどな…』と日本の攻撃時に画面外で走り出した古橋選手にパスが出なかったことを惜しむようなコメントをされました。俯瞰で見てるとよくわかるんですよね」と、審判目線で古橋と味方の連携不足を解説。
「実は担当サイドの副審もその動きにはすごく敏感なんですよ。よく『いい動きしてるんだけどなぁ…』と、同じ気持ちになるんです」とオフザボールにおける古橋の動きを評価しながら、自身の心境を綴っている。
かつてヴィッセル神戸の一員として、ノエビアスタジアム神戸で躍動していた古橋。今月17日のチュニジア戦で凱旋を果たすだけに、多くのファン・サポーターが同選手のゴールを期待している。