Ninja1000 ABSの車種プロフィール
2010年10月に海外で「Z1000SX ABS」として発売されていたモデルが、2017年に「Ninja1000 ABS」の名で国内発売を開始しました。2016年モデルからの大きな変更点として、フロントマスクをはじめとした外装類のリニューアル、電子制御関連機能の機能アップ、ETC車載器の標準装備など充実化が図られています。
「Ninja1000 ABS」は、2010年10月の登場以来、海外でリッタークラス・スポーツツアラーの地位を築いてきたZ1000SX(欧州名)の国内モデルです。長距離ツーリングの快適性とスポーツ性能を両立したNinjaブランド共通のパッケージングで、多くのライダーを魅了しています。
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バイクインプレ
本日は2017年モデル「Ninja1000 ABS」を試乗します。さっそく走り出してみましょう。乗り味は旧型Ninja 1000 の流れを引き継いでいます。ハイパワーモデルですが細かいコーナーが次々と現れるワインディングでも安全にクリアしてくれます。兄弟モデルのZ1000と乗り比べるとよくわかりますが、Ninjaシリーズの方がツアラーっぽいというか、少しおっとりした印象を受けます。
車両の特徴
外観はこれまでのモデルよりもスポーティさが強調され、ZX10Rと同じ流れを汲んだシャープなデザインに変更されています。パワーユニットは、水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブ、排気量1,043ccエンジンを搭載。内径x行程/圧縮比は、77.0ミリ×56.0ミリ/11.8:1。最高出力は142馬力/10,000回転とハイパワーです。
足つき
全長×全幅×全高は、2,100ミリ×790ミリ×1,185~1,235ミリ(スクリーンの高さによる)。シート高は815ミリと、大型バイクとしては一般的。適度な前傾姿勢やホールドしやすいタンク形状、シート前部がスリムになっているなど、足つきは悪くありません。
走り
シンプルな装備のZ1000と異なり、Ninja1000 ABSには最新の電子制御が与えられています。その一つとしてトラクションコントロールなどに加えて、ABSブレーキ関係が新しくなりました。センサーによるデータをもとにコンピューターが車体の姿勢を分析しながら ABSを制御するシステムを搭載しています。
例えばリアの浮き上がりでコーナリング中にABSが作動した場合、車体の安定性を保つ等の機能が盛り込まれています。ABSに関しては賛否あるとは思いますが、このようなハイパワーなモデルにおいてABSが進化するのはライダーにとっては悪いことではありません。
前後足回りは旧型よりも上質さが増して、しなやかになった印象を受けます。個人的感覚だとZ1000のサスペンションより一段階柔らかい。ワインディングをライドしていると、前後足回りの動きが良く、乗り心地も向上しています。大小様々なギャップを拾っても路面からの突き上げは綺麗に角が落ちています。ギャップを乗り越えていく快適な乗り味です。
サスペンションが柔らかすぎて、路面からのインフォメーションが希薄になったわけではなく、伝えるべき情報は伝えるが、乗り心地は向上しているというような正常進化を遂げています。また昨今のハイパワーモデルは電子制御スロットルを採用する傾向が見られますが、Ninja1000 ABSには採用かず見送られています。
スロットルを開くと、すぐに加速が始まります。通常であれば慌ててしまうシーンでも、チューニングによって過剰な反応がうまく抑えられていて、安心してライドすることができます。
Ninja1000 ABSは確実に進化していることが分かりました。ライディングポジションがとてもラクで、長旅でも疲れは感じません。大型バイクをオールラウンドに乗りこなしたいライダーの良き相棒となることでしょう。
※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成したものです。