昨年のコラボ時には即完売となったポルシェ×デュオトーンのカイト第二弾を発表

カイトボードのトップメーカーである「Duotone (デュオトーン)」と共同で、ポルシェは新しいカイトとボードを発表した。限定スペシャルエディションは、伝説のレーシングカー「ポルシェ917/20」へのオマージュであり、忘れがたい「ピンクの豚」のデザインとなっている。

ポルシェとデュオトーンとのコラボは2回目。2022年、デュオトーンから発売された最初のポルシェカイトは、瞬く間に完売している。そして今回、スペイン南部・アンダルシア州のタリファで、このパートナーの最新共同プロジェクトが発表された。

このカイトは、ポルシェモーターレーシングの歴史において、最も象徴的なデザインのひとつである917/20型からインスピレーションを得ている。このモデルは917バージョンの中でも特別な位置を占めている。1971年に「ル・マン」に参戦した917の最高速度にちなみ、このスペシャルエディションは360台限定だ。

ニューモデルでは、デュオトーンのエボSLSテクノロジーが最適なカイト性能を保証する。カイトのサイズは7m、9m、12mの3サイズ、ボードのサイズは138cmだ。カイトとボードの申込は、デュオトーンオンラインショップのDuotone Onlineshopにて受付中だ。

デュオトーンのマーケティング・ディレクターであるトーマス・カイザー氏は「ポルシェとのコラボレーションは、美学にとどまりません。ポルシェのクラフツマンシップとデュオトーンのカイトテクノロジーの融合です。その結果、デザインだけでなく、その比類ないパフォーマンスも際立つ傑作となりました。

ポルシェの新しいスペシャルエディションで、カイトの世界と海にポルシェの歴史をお届けできることを誇りに思います。私たちの目標は、カイトサーフィンを発展させることです。デュオトーンは私たちのパートナーとして最適です」

カイトとボードの売上の一部は、デュオトーンのスポーツにおける若い才能を支援するプログラムに寄付される。「ヤング・ブラッド イニシアチブ」は、若い人々がカイトサーフィンのプロへと飛躍するのを支援することを目的としている。トレーニングの機会だけでなく、ソーシャルメディアへの対応やスポンサー獲得に関するコースも提供される。

ポルシェ917/20について
ポルシェ917/20は、輝かしい917バージョンの中で特別な位置を占めている。それはワンオフのままであった。フランスのSERA社とのコラボレーションにより、ポルシェの技術者たちは917のショートテールバージョンとロングテールバージョンの長所を組み合わせるという挑戦を行った。ボディの幅は非常に広く、ホイールカットも丸みを帯びている。トラック幅は変わらないため、ホイールはホイールハウジングの奥深くに隠された。

しかし、最も優れていたのは、917/20がポルシェの歴史に「ピンクの豚」として語り継がれるきっかけとなった、奇抜な塗装だった。ポルシェのデザイナー、アナトール・ラピーヌはピンクのボディカラーを採用し、肉屋風のカットによってボディ各部にラベルを付けたのだ。

ポルシェは1971年のル・マンにおいて、この”ピンク・ピッグ”でセンセーションを巻き起こした。まったくテストされていなかったにもかかわらず、レース前の予選で最速を記録。しかし本戦では、6番手を走行していた917/20がアクシデントにより脱落した。

スポーツスポンサーシップの拡大
ポルシェは近年、チャレンジングでスペクタクルなスポーツへの取り組みをさらに拡大している。2021年、ポルシェはカイトサーフィンとビッグウェーブサーフィンのさらなる発展へのコミットメントを発表した。デュオトーンとのコラボレーションに加え、ポルシェはカイトサーフィンアスリートのリアム・ホエイリーとリタ・アルナウスもサポートしている。ポルシェはまた、ビッグウェーブの世界記録保持者であるセバスチャン・シュトゥットナーとも技術提携を結んでいる。

「ポルシェ917/20」へのオマージュ、伝説のデザインが凧とボードに!?  ポルシェが「デュオトーン」とコラボ
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)
「ポルシェ917/20」へのオマージュ、伝説のデザインが凧とボードに!?  ポルシェが「デュオトーン」とコラボ
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB

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