実際にApple純正USB-Cケーブルをテストしてみた!
20万円以上で買った高価なiPhone 15 Proに付属するApple純正USB-Cケーブルが、実はUSB 2.0仕様であったことがショック過ぎた筆者は、念のため「USB CABLE CHECKER」でチェックすることにしました。
その結果、間違いなくApple純正USB-CケーブルはUSB 2.0仕様であり、大電力で急速充電を可能にする「USB-PD(USB Power Delivery)」には対応しているものの、10Gbpsの高速データ転送には非対応であることが確認できました。
しかも、LEDディスプレイには「E-MARKED」が表示されず、安定した電力供給するeMarkerを搭載していないことも判明。
また、抵抗値は低いほうが優秀で219mΩであれば問題ない範囲なのですが、高価なUSB-Cケーブルは200mΩを切っているものが多いので、値段が高い割にはイマイチの結果となりました。

ちなみに、筆者所有のThunderbolt 3仕様のケーブルをUSB CABLE CHECKERでテスト結果も紹介しておきましょう。
こちらはUSB 3.2の項目も含めフルマーク! もちろんE-MARKED表示もあり、抵抗値も108mΩと低く、非常に優秀であることが分かります。
筆者は勝手に、iPhone 15 Proには当然このくらいの品質のUSB-Cケーブルが付属すると思っていたので、本当に驚きました。おそらく15 Pro Maxでも同じものが付属しているのではないでしょうか?

ちなみに、Apple純正USB-CケーブルをApple純正の30W対応ACアダプタを使って実際に充電してみたところ、5.09V/1.51A=7.67Wという結果になりました。
これはUSB Type-C/Cケーブルとしては、ごく普通の速度であり、これなら正直言って100円ショップのものとさほど変わらないという印象を受けました。

まとめ
いかがでしょうか? 今回はiPhone 15 Proに付属するApple純正USB-Cケーブルが、実はUSB 2.0仕様だったという衝撃の事実をお伝えしました。
おそらくiPhone 15シリーズには15 Pro Maxも含めすべてこのUSB-Cケーブルが付属しているのではないでしょうか。
15/15 PlusはUSB2.0仕様なので問題ないのですが、少なくとも転送速度が10Gbpsの15 Pro/15 Pro Maxには、もう少し高性能なものを付けるべきではなかったかと思います。
もし、大量の写真や4K動画をパソコンにバックアップする機会が多い人であれば、最大10Gbpsに対応する「USB 3.1 Gen 2(USB 3.2 Gen 2)」仕様のUSB-Cケーブルを、別途購入したほうがいいでしょう。
たとえば、AmazonならUGREENのUSB 3.1 Gen 2対応USB Type-Cケーブルが1,999円で買えます。充電はUSB-PD対応で最大240W、転送速度は最大10Gbpsとなっています。

文・すずきあきら/提供元・オトナライフ
【関連記事】
・ドコモの「ahamo」がユーザー総取り! プラン乗り換え意向調査で見えた驚愕の真実
・【Amazon】注文した商品が届かないときの対処法を解説!
・COSTCO(コストコ)の会員はどれが一番お得? 種類によっては損する可能性も
・コンビニで自動車税のキャッシュレス払い(クレカ・QRコード決済)はどの方法が一番お得?
・PayPay(ペイペイ)に微妙に余っている残高を使い切るにはどうすればいいの!?