その歴史と美観に加え、ワインの生産地としても注目される北海道小樽市周辺。小樽が位置する「北緯43度」は、美食の地として知られるフランスのプロヴァンス、イタリアのトスカーナの北緯でもあるという。

このラインにちなんだ一夜限りのワインイベント「Taste of Hokkaido Wine & Cuisine Abe Sommelier Vol 3.」が11月7日(火)に開催される。会場となるのは「UNWIND HOTEL & BAR 小樽(アンワインドホテルアンドバ-小樽)」の幻想的なレストラン。先着順の完全予約制で、現在参加予約を受け付けている。

シニアソムリエ 阿部眞久氏を招くワインイベント

イベントには小樽市在住のシニアソムリエ 阿部眞久氏が参加。「北緯43度」で生産された世界のワインをセレクトし、その味わいを最大限楽しめるコース料理をホテルレストラン「The Ball 小樽」が用意する。

ワインリストには「ふらのワイン ペルルブランシュ」「北海道ワイン 鶴沼 ゲヴュルツトラミネール」「千歳ワイナリー ピノノワール ロゼ」「コート・ド・プロヴァンス ロゼ」「モンテプルチアーノ ダブルッツォ」と特色あるワインが挙がる。

シニアソムリエ 阿部眞久氏

シニアソムリエ 阿部眞久氏

ホテルシェフの井貝伸一氏は、北海道の新鮮な食材を仕入れ、素材の魅力を引き出すことを得意とする。今回は日本料理、フレンチ、イタリアンをフュージョンさせたコース料理に挑戦。それぞれの産地のワインとのマリアージュを提案する。

「The Ball 小樽」キッチンマネージャー/ヘッドシェフ 井貝伸一氏

「The Ball 小樽」キッチンマネージャー/ヘッドシェフ 井貝伸一氏

歴史的な会場「The Ball 小樽」にも注目

会場となる「UNWIND HOTEL & BAR 小樽」は、北海道初の外国人専用ホテルとして昭和6年に建築された「旧越中屋ホテル」を原点とする。

戦時中は将校クラブとして陸軍に、戦後は米軍により接収された歴史を歩み、小樽市指定歴史的建造物、経産省「近代化産業遺産群 33」にも指定された建造物を大胆にリノベーションした。

中でもホテルレストラン「The Ball 小樽」は、約90年前に造られたステンドグラスが美しいアール型の窓と、宙に浮いたような照明が幻想的な雰囲気をかもしだす特別な空間だ。

90年以上残る建築当時のステンドグラスはそのままに、3.7mの高い天井を活かしたライティングを施し、ホテル内で最もクラシックとコンテンポラリーの融合を感じられる場所となっている。

日中は大きなステンドグラスの窓からキラキラと注ぐ太陽の光が心地よく、夜は球体の照明が浮かんで見える非日常的な空間を演出する。

この特別な場所で阿部氏の軽快なトークとともに、こだわりのワインを堪能できる一夜。小樽から世界を感じられる時間となるだろう。

Taste of Hokkaido Wine & Cuisine Abe Sommelier Vol 3.
日時:11月7日(火)18時半 会場オープン、19時開始
会場:UNWIND HOTEL & BAR 小樽 1階レストラン「The Ball 小樽」
所在地:北海道小樽市色内1丁目8番25号
アクセス:札幌駅から小樽駅までJR函館本線で約35分、小樽駅からホテルまで徒歩10分
定員:24名(先着順)
金額:16,500円(税込)
参加方法:完全予約制

(SAYA)