どこの町にも、昔っからある趣きたっぷりなラーメン屋ってありますよね。
玉名郡和水町の江田船山古墳公園の道向かいにある、「恵比寿ラーメン」が当にそれ。
ほら↓
看板をひっぺがしたら、中から違う看板が出てきた!みたいな看板でしょ。
外観だけでなく店内も趣きたっぷりですので、この手のラーメン屋さんが好きな方は読んでいただきたいです。
目次
1 ラーメンとキムチ焼き飯
2 昭和62年(1987年)創業
3 大盛りラーメン(L)
4 ヴィジュアル系???
ラーメンとキムチ焼き飯
では、早速お邪魔します。暖簾のフォントが、なんとなくお化け屋敷で使われるフォントっぽい。
入り口入って左手にお座敷。あとはカウンターのみです。
店内暗ぁ!
カウンター上に照明がぶら下がってますが、点いてません。いいんです、それで。
メニューが↑
値上げして、この値段です。
毎月1日は恵比寿デー。メニュー写真をもう一回見直してください。何かしらの間違いに気づくはずです。でも、いいんですそれで。
ラーメンとキムチ焼き飯を注文しました。
待ってる間に、キョロキョロしてるとパンチ力のあるチラシを発見…あとで触れますね。
はい来ました、ラーメン。どんぶり手前がドス黒いですねー。そこは
マー油ときくらげです。
あとはチャーシュー2枚と玉子。シンプル。いいんです、それが。
麺は軟め、表面なめらか系ストレートです。
あっさりとコッテリの間をいく、程よい豚骨具合のスープ。
マー油の香ばしさが際立つ味だと思いました。飾り気のない味に、一抹の懐かしささえ感じます。
キムチ焼き飯もほぼ同タイムで、オン・ザ・テーブルいたしました。
あれ???
キムチ焼き飯注文したんだけどなぁ…キムチがない、間違わしたかなぁ。
まいっか、いただきます。
と、口に入れたら
めちゃキムチぃ!
なんこれ、どんなマジック使ってんのぉ。キムチ漬物感はほぼ皆無なのに、キムチの味がちゃんとする!
しかもパラパラ焼き飯ではなく、ウェットさを残したモチっとした食感の焼き飯です。好きです、これ。(米は和水町産)
途中スープを絡ませながら食べると、より大きな多幸感を得られるに違いありません。(←個人差はあります)
恵比寿様の顔にモザイクかかったみたいになっていて、鯛を密漁した人のようになってるのは、この店なりのサービス精神だと思います。
ラーメンを作り終えたご主人は、ずっと「ぽかぽか」に釘付けでした。
昭和62年(1987年)創業
40年ほど前に、四方寄町にあった恵比寿ラーメンで修行して、暖簾分けしてもらったので「菊水店」となっているそうな。
その本店は、もうない。
そしてもう一つ
「菊水町」も、もうない。
菊水町(きくすいまち)は、熊本県の北部にあった町で、2006年3月1日、隣の三加和町と対等合併して和水町となった。 (Wikipediaより)
和水町の道の駅は「きくすい」です。