イッサム・ジェバリ 写真:Getty Images

 ガンバ大阪所属FWイッサム・ジェバリ擁するチュニジア代表は今月、サッカー日本代表「森保ジャパン」や韓国代表と対戦。チュニジア代表監督が日本や韓国と対戦するメリットを主張する一方、チュニジア国内ではアジア遠征への否定的な意見が沸き起こっているようだ。

 チュニジアは昨年6月のキリンカップサッカーで日本相手に3-0と勝利。カタールW杯ではグループリーグ敗退という結果に終わったが、フランス代表を撃破。来月に北中米W杯アフリカ予選を控えているほか、来年1月にはアフリカネイションズカップに臨む。

 そんなチュニジアは、今月13日に韓国と対戦するほか、17日にはノエビアスタジアム神戸で森保ジャパンと再び激突。ジェバリやMFエリス・スクヒリ(フランクフルト)など、カタールW杯出場選手が多く選出されている。

 チュニジア紙『ラ・プレッセ・ドゥ・チュニジア』によると、同国代表のジャレル・カドリ監督は「韓国と日本から国際親善試合の招待を受けた」と両国とのマッチメイクに言及した上で、アジア遠征で得られる収穫について以下のように述べている。

 「日本と韓国は非常に良い相手だ。スピードと体力を武器とする両国のプレースタイルを踏まえると、スピードへの対応という点で2試合を活用できる。アフリカネイションズカップにの準備に間違いなく役立つ」

 しかし同メディアはカドリ監督の発言内容とは対照的に「アフリカネイションズカップを準備する過程で、日本や韓国と対戦するのは不適切だ。収穫はほとんどないだろう」と、チュニジアサッカー連盟のマッチメイクを批判している。