冬の定番アイテムして人気が高いダウンジャケットやコート。軽くて暖かいため、手放せないという人も多いことでしょう。しかし、そのダウンが生きた水鳥(アヒルやガチョウ)から羽毛を手でむしり取る‟ライブハンドピッキング”という方法で作られている可能性があることは覚えておくべき事実です。
動物性の素材を使わず、表地から中綿、縫い糸に至るまですべての資材を植物由来100%としたダウンコートが、ファッションブランドKAPOK KNOTとセレクトショップ・ロンハーマンのコラボレーションで製品化・販売されます。
植物由来100%のダウンとは?
このダウンコートは「2030年の世界は植物由来100%であることがダウンのスタンダードになっているのではないか」というアイデアに基づいて、2022年に『Plant-Based Down 2030:FLARE』として限定3着のセミオーダーとして生産・販売されました。
今シーズンでは、ロンハーマンとのコラボレーションアイテムとして製品化が実現したそうです。発売予定は以下の通りです。
・KAPOK KNOTオンラインサイト:10月12日(木)21:00から
・KAPOK KNOT MIYASHITA PARK STORE:10月13日(金)11:00から
・ロンハーマン各店舗(オンラインストアを含む):10月21日(土)から
KAPOK KNOT|デザインに込めた想い 〜Plant-Based Down 2030:FLARE〜
KAPOK KNOTとは
東南アジアに自生する木の実「カポック」の綿に着目し、国内大手繊維メーカーとの研究開発の末、カポックのシート化に成功。カポックを素材として、生産者・消費者・環境全てに優しいものづくりを目指すファッションブランドです。
カポックの繊維は、コットン(綿花)の1/8の軽さ、吸湿発熱という機能を備えながらも糸に紡ぐことが難しく、服飾用途ではあまり使われることがなかったそうです。
また、木の実を原料とするため、森林伐採を招くこともありません。
Instagram: @kapok_knot_jp
二階堂ふみさんとのコラボライン
同ブランドアイテムを愛用するという女優・二階堂ふみさんとのコラボレーションコレクションが、2022年に引き続き再販されます。
アニマルフリーファッションの可能性と魅力を伝えたいという想いからなるラインアップ。ダウンコートとしてはめずらしいトレンチコート風や、シノワズリ(中国趣味)風のデザインが特長です。