複数の米不動産業界団体は9日、連邦準備制度理事会(FRB)に宛てた書簡で、さらなる利上げを検討せず、住宅金融市場が安定化するまで保有する不動産担保証券を売却しないと市場にメッセージを発するよう訴えた。

書簡を送ったのは米抵当銀行協会(MBA)と全米リアルター協会(NAR)、全米住宅建設業協会(NAHB)の3団体。

書簡では、FRBの一連の利上げにともなって、住宅のアフォーダビリティが悪化し、住宅ローン申請と住宅販売数の低下に苦しむ不動産業界にさらなる混乱をもたらしていると指摘。これに歴史的な住宅不足が追い討ちをかけているとした。