TANZO CLUBのメンバーを対象としたドライビングレッスンが、再び実施された。2回目となった今回は、前回に続いてドライビングの楽しさを提案しつつ、中級編としてさらなるステップアップを目指した。
BBS JAPAN TANZOCLUBは、BBS鍛造ホイールを購入したユーザーを対象としたメンバーズクラブ。オリジナルグッズのプレゼントといったさまざまな入会特典があり、ドライビングレッスンもそのひとつだ。

昨年の10月に初めて開催されたTANZO CLUBドライビングレッスンは、現役レーシングドライバーがインストラクターを務め、クラブメンバーのステップアップをサポートするカリキュラムが組まれている。中級編となった今回も、参加者たちが座学と実技でドライビングの楽しさを学んだ。
2022年の初級編では、実技で定常円旋回、ブレーキング、コーナリングを行ない、座学ではクルマの基本的な動きからシートポジションや目線の重要性などがインストラクターから伝えられた。中級編となった今回は一歩進んだ内容で実施され、サーキット走行を視野に入れたカリキュラムとなった。

まず最初の実技として行なわれたのは、ブレーキングとレーンチェンジで、このプログラムではシケインの飛び込みといったフルブレーキング時にクルマの挙動を安定させながら強いブレーキをかけ、確実に愛車を止められるようにすることを学んだ。
ちなみに、50台以上という予想を上回る多数の申し込みがあったため、今回は参加者を2班4グループに分け、2会場で同時進行となった。実技と同時刻に実施された別グループの座学では、BBSジャパン設計部のスタッフが登壇し、鋳造ホイールと鍛造ホイールの違いなどがクラブメンバーに語られた。


現役レーシングドライバーからは、強度が高いBBS鍛造ホイールのレースにおけるアドバンテージポイントや、実技においてブレーキをかけ始めるポイント、ハンドルを切り、アクセルを踏むタイミングなどが伝えられた。

続いて行なわれたコーナリングの実技では、それまでの座学で学んだことを心がけながら、ひとつのコーナーの大きさを把握し、公道では出せないスピードにて走行ラインのイメージを描けるようにしながら走った。

その後に行なわれたタイムアタックでは、座学と実技で学んだ、ブレーキング、レーンチェンジ、コーナリングの要素を盛り込んだ複合コースを設定。パイロンタッチせずにメリハリのある運転で走行し、1台ずつタイムを計測した。


最後のプログラムは富士スピードウェイのレーシングコースでの先導走行で、ヘルメットが不要ではあったが、朝からのレッスンの成果を体感することができた。中級編で学んだことも、公道での安全運転につながるはずだ。
問い合わせ先=BBSジャパン 03-6402-4090





リポート=高桑秀典 フォト=宮越孝政 高桑秀典
文・高桑秀典/提供元・CARSMEET WEB
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