機械式時計の複雑機構のなかでも特に人気が高いトゥールビヨン。一般的に、高額なイメージが強いが、近年は専業のサプライヤーが登場したこともあり、ミドルレンジのモデルが数を増やしている。ドイツのフォルツハイムを拠点にする“ヴァルドホフ”もそのひとつだ。今季はバロック様式のスケルトン文字盤が特徴の“メトロポリス”、ダマスカススチール文字盤を採用した“コンチネンタル”、二つの新作をリリースしており、いずれもトゥールビヨンを搭載しつつ手の届く価格を実現。フォルツハイムの本社で品質管理を徹底することで、ドイツブランドならではの確かな品質を確保している点も魅力となっている。
なお、新作として発表された二つのモデルは、一般発売に先駆けてクラウドファンディングサイト“マクアケ”で先行発売(8月初旬~)を実施している。最大33%OFFで手に入れることもできるため、特設サイトをチェックしてみよう。
メトロポリス(ロイヤルブルー)

メトロポリス”は17世紀から18世紀にかけてヨーロッパで流行したバロック様式からインスピレーションを得たインペリアルの後継機。バロック様式の象徴的なモチーフのひとつであるアカンサス(葉あざみ)の装飾を文字盤と裏面に採用し、立体的な装飾とトゥールビヨンが、独特の奥行き感とドイツブランドらしい高級感を醸し出している。

■SS(41mm径)。3気圧防水。手巻き(Cal.Hangzhou 3452)。一般発売価格35万8000円(マクアケ先行発売では最大35%OFF、~23万2700円)
コンチネンタル(オブシディアン)

古代インドで発明され、シリアのダマスカスで製造技術が発展したダマスカス鋼からインスパイアされた鍛造鋼、ダマスカススチールを文字盤に採用。10角形のベゼルと8角形のミドルケースを組み合わせたケースとダマスカススチール文字盤が重厚な雰囲気を醸し出す。3時に24時間表示、9時位置にパワーリザーブインジケーターを配置したインパクトの強いデザインも印象的だ。

■SS(41mm径)。3気圧防水。手巻き(winding HZ 3415)。一般発売価格41万3000円(マクアケ先行発売では最大35%OFF、~26万8450円)
【問い合わせ先】
カルペディエム
MAIL:info@carpediemjp.com(※問い合わせはメールにて対応)
文◎堀内大輔(編集部)
提供元・Watch LIFE NEWS
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