ここ数年、何かと人工知能(AI)の進化がニュースとなっている。中でも、アメリカのOpen AI社が開発した、AIを使ったチャットサービス「ChatGPT」は、他の追随を許さない勢いでユーザー数を拡大。今やAIチャットサービスの金字塔として君臨している。最初は、文字でのやり取りのみだった「ChatGPT」だが、次第に音声を使った会話形式の質問も可能となった。

2023年9月27日に投稿された、チキン@ライターXプロンプトエンジニア@HeroofChickensさんの「えぐい!えぐい、えぐい!ハンズフリーでChatGPTと会話できる どうなってんだこれ、本当に今日まで生きてきた世界か?未来に来たのか?」という書き込みには、流暢な日本語を巧みに操り、人間のような間とテンポで、ユーザーの質問に受け答えするChatGPTとの会話を録音した動画が添えられていた。この投稿には、なんと9000件を超える「いいね」がついており、インターネット上で大きな話題となっている。

今回は、こちらの投稿に関する詳細を皆さんにご紹介します。

まるで人間! ChatGPTとの音声会話がすごい!!

動画の冒頭、投稿者のチキン@ライターXプロンプトエンジニアさんは、まず、ChatGPTに「ちょっと話しかけるね」と伝え、「俺はChatGPTと会話しているんだよね?」と、まるで人間に話しかけるかのように、丁寧な確認を取ってから会話をスタートしている。

『AI相手になぜそこまで?』と思うかもしれないが、この後の会話を音声で聞くと、チキン@ライターXプロンプトエンジニアさんの対応の理由が、非常によくわかるはずだ。

「ChatGPTとの音声会話は、まるで人間…」が話題 – リアルすぎて、えぐい!
(画像=(画像は「チキン@ライターXプロンプトエンジニア(@HeroofChickens)」さん提供)、『オトナライフ』より 引用)

先ほどの質問に対し、ChatGPTは「おっしゃる通りですね。会話していますよ。なんか、お手伝いできることありますか?」と、非常に流暢な日本語で返答。こうして文字にしても、そのすごさはイマイチ伝わりにくいかもしれないが、ChatGPTの発する声は、自動音声にありがちな、ただ綺麗にしゃべるアナウンサーのような作られた話し声ではなく、友達と普段の会話をしているような、間とテンポまで再現しているのである。

「ChatGPTとの音声会話は、まるで人間…」が話題 – リアルすぎて、えぐい!
(画像=(画像は「チキン@ライターXプロンプトエンジニア(@HeroofChickens)」さん提供)、『オトナライフ』より 引用)

テクノロジーは日々、進化している

これには思わず、投稿者のチキン@ライターXプロンプトエンジニアさんも、「正直ビックリしていて、本当に人間としゃべっているみたいだと思っているんだけど……」と、率直な感想を述べた。あまりの衝撃に、その後の言葉を詰まらせる投稿者に対し、まるで空気を読むかのようにChatGPTは「そう言っていただけると嬉しいですね。テクノロジーは日々、進化していますから」とコメント。

この投稿を見たネットユーザーたちからは、「すごい! 想像以上でした! もう逆に本当は人間であってほしい。笑」と、もはやChatGPTが人間ではないことに違和感があるとの声や、「素晴らしいレポートありがとうございます! 男性の声、 奇妙なくらいリアルですね...」と、あまりのリアルさに若干の怖さまで感じる、との声など、さまざまなコメントが返信欄には寄せられている。

その後も、ChatGPTとの会話は続き、最終的に投稿者のチキン@ライターXプロンプトエンジニアさんはChatGPTの音声会話のクオリティの高さに「すっげぇ……すげぇ……」と、言葉を失ってしまった。