アジが食わない日はハズレ?

タチウオが来るか・来ないか。この判断は、日没前後に予測できるようになった。ジグサビキにアジがつけば、来る。つかなければ、来ない。この予測が裏切られたことがない。日没前の海で、表層にぽつぽつと雨降りのような豆アジの気配が出れば、タチウオの回遊が濃厚だ。

大阪湾陸っぱりルアータチウオ釣りの2023年の傾向は「豆アジがベイト」ジグサビキでアジ探し(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ジグサビキでの事前チェックは大事だ。以前での釣果からアテにしている場所でも、ジグサビキでアジがつかなければ、見切った方がいいかもしれない。場所を移してアジの群れを発見して、そこでタチウオを打つ。これが決定的なやり方かも。

表層のワンパターンが多い

先述のように表層のスロージャークというワンパターンが多い。これはテンヤに生エサでやっているアングラーも同じで、ワインドでも同じ食い方をする。少なくとも泉南の夏はそうだった。ネットの情報を見てみると、神戸方面でも主には表層がキーレンジらしい。

ワインドに食いにくいのもこの夏の負けパターンだ。私も一尾しかかけていない。なんといってもタチウオはフォールでかけやすく、フッキングも決めやすい。これはルアーアングラーには致死的なモンともいえる。だが秋にかけておそらくまたパターンはかわるだろう。

それにしてもサバをベイトにしてくれないのは困りもの。同じサバ科だから何か遠慮しているとでも言うのか?共食いだってする魚のくせに、妙な偏食をされちゃうもんだ……。

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<井上海生/TSURINEWSライター>

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