プラタマ・アルハン 写真:Getty Images

 東京ヴェルディ所属DFプラタマ・アルハンはインドネシア代表招集により、今月7日開催の明治安田生命J2リーグ第38節・大分トリニータ戦でベンチ外。今季限りでの東京V退団、韓国移籍合意が報じられているが、本人はJリーグでのプレーを望んでいるようだ。

 現在21歳のアルハンは、昨年2月にインドネシア1部PSISスマランから東京Vへ完全移籍。インドネシアを代表するスター選手として注目を浴びたが、来日1年目の2022シーズンはスタメン出場したJ2第25節・栃木SC戦をのぞき、全公式戦でベンチ外。今季も天皇杯2試合で先発出場したものの、リーグ戦では1試合の出場にとどまっている。

 出場機会の少なさもあり、今年4月にタイ1部ムアントン・ユナイテッド移籍の可能性が取りざたされたアルハン。韓国メディア『スポーツ朝鮮』は先月末、韓国サッカーの移籍市場に精通した関係者から独自に入手した情報として「水原FCが(今季終了後に)フリーエージェントであるアルハンと大筋合意に達した。細部についても近日中に決定する予定だ」と報じている。

 しかしインドネシアメディア『okebola』は「東京Vでのプレー時間はわずかだが、アルハンは諦めていない。今季限りでの退団に消極的であり、日本でのプレー経験を積みたいと思っている」とリポート。

 これによると、現在インドネシア代表チームに帯同しているアルハンは『MNCポータルインドネシア』のインタビューで、日本でのプレーについて以下のように語ったという。

 「文化や気候、言語の違い、ひとり暮らしという環境によって、特に(東京Vにやって来てから)最初の1,2カ月は難しい日々を過ごしていた。ポジション争いは激しいし、東京Vには優秀な選手が多い。それでも個人的にはもっと海外でプレーしたいし、海外で経験を積みたい。今は日本でプレーしているけど、日本に残ってもっと多くのことを学びたいんだ」