ペレイラ 写真:Getty Images

 大分トリニータは今月7日開催の明治安田生命J2リーグ第38節で、東京ヴェルディ戦で0-1と敗北。DFマテウス・ペレイラの一発退場を巡り様々な意見が飛び交う中、大分のスポンサーからJ2リーグ戦でのVAR(ビデオアシスタントレフェリー)導入を求める声が上がっている。

 大分は前半16分に先制ゴールを許すと、キックオフでの試合再開直後にペレイラがパスを受けた際にコントロールミス。ボールを奪われた瞬間にFW染野唯月に足を掛けて倒すと、主審はDOGSO(決定的な得点機会の阻止)に該当するとして、ペレイラにレッドカードを提示した。

 DAZN中継で解説を担当した柴村直弥氏は「(染野のファーストタッチで)ボールがそこまで流れていないので、追いついて決定機になっていたと思う。レッドカードは致し方無いですね」とコメント。ただこの判定に対しては、「あのレッドはおかしい」「主審厳しい」「ボールにいっているけど…」「自分のファーストタッチミスが悪いから仕方ない」とネット上で賛否両論が飛び交っている。

 そんな中、大分のユニフォームスポンサーである『株式会社ティーケーピー(TKP)』の河野貴輝代表取締役社長がX(旧ツイッター)を更新。味の素スタジアムのアウェイゴール裏で観戦する自身の姿をアップするとともに、東京V戦の感想を以下のように綴った。

 「味の素スタジアムに社員とSS席からサポーター席に移動して応援しました。 レッドカードもらい納得のいかない負けでした。 J2にも、VAR(ビデオ判定)必須だと思います。 試合後、サポーターからいただいた意見は、社長に伝えたいと思います」

 J2リーグ戦におけるVAR導入の可能性については、野々村芳和チェアマンが今年2月にJリーグ公式YouTubeチャンネルで公開された『ののチャンネル』で言及。コストの問題にくわえて、オペレーター不足の現状を説明するなど、導入の見通しが立っていないことを明かしている。