2011年10月5日に、56歳の若さでこの世を去ったAppleの共同創業者・CEOのスティーブ・ジョブズ氏。その声を忠実に再現したAIチャットサービス「HARUKA.AI(ハルカアイ)」が無料公開されています。
このサービスは、AI弁護士やAI法律業務、AIの権利保護ビジネスを提供するLegal AI社、AIおよびWeb3ソリューションを同社と共同開発するジークラウド株式会社が、開発・提供しています。
ジョブズのスピーチを忠実に再現
このAIは、従来の音声合成技術と比較して、より本人の肉声に近づいた再現が特長。開発にあたって、数多くの音声データと人工知能のアルゴリズムを駆使して、スティーブ・ジョブズ氏の声の特徴・イントネーション・スタイルを精密に模倣したといいます。
同サービスでは、1984年当時(Macintosh発表時)と、2008年以降(iPhone発表時)、それぞれ2つの時代のジョブズ氏の声を再現しています。
ユーザーからの質問は、英文・和文それぞれを受け付けます。回答では、スタンフォード大学で行った卒業式辞「Stay Hungry, Stay Foolish」のような名言を交えたものなど、「スティーブ・ジョブズらしい」言葉が並びます。
「ランチに何を食べるの?」と質問してみた
たとえば、「What will you eat for lunch ?」とたずねてみると「I would probably go for a simple sushi roll」と返ってきました。これは、アップル社の社員食堂に日本人すし職人をスカウトしようとしたジョブズらしい返答といえます。
さらに、Chatに用意された<Local Info>ボタンをクリックすると質問者の近隣エリアについて解説をしてくれるという遊びも用意されています。