ヤマハ発動機株式会社は、全日本モトクロス選手権 IA1に参戦するジェイ・ウィルソン選手が、開幕から負けなしの17連勝を達成すると同時にチャンピオンを獲得したことを発表した。ウィルソン選手は2022年のIA2に続き、2年連続でのチャンピオン獲得。同社としては、2022年の富田俊樹選手に続き、2年連続でのIA1チャンピオンの獲得となった。フルモデルチェンジを遂げた2023年モデルのYZ450Fをベースとした「YZ450FM」で出場し、開幕戦はホールショットから独走でデビューウィンを飾ると、その後も日本のトップライダーを相手に勝利を重ね、6大会15ヒートで15連勝を達成。HSR九州大会はあいにくの雨となり、タイムアタック予選中に大きく転倒したが大事にはいたらずレースに出場。ヒート1を独走で優勝しチャンピオンに王手をかけると、ヒート2でもライバルを寄せ付けることなく勝利となった。

全日本モトクロス選手権 IA1 ジェイ・ウィルソン選手が開幕17連勝で、昨年のIA2に続きチャンピオンを獲得

2023年10月8日(日)、熊本県のHSR九州で行われた全日本モトクロス選手権第7戦・HSR九州大会で、「YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM」から「YZ450FM」でIA1に参戦するジェイ・ウィルソン選手がヒート2で優勝し、開幕から負けなしの17連勝を達成すると同時にチャンピオンを決定しました。
ウィルソン選手は2022年のIA2に続き、2年連続でのチャンピオン獲得。ヤマハ発動機株式会社としては、2022年の富田俊樹選手に続き、2年連続でのIA1チャンピオンの獲得となります。

ウィルソン選手は、2023年シーズンより新設した「YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM」の監督兼ライダーとして、日本最高峰のIA1にステップアップ。フルモデルチェンジを遂げた2023年モデルの「YZ450F」をベースとした「YZ450FM」を駆って出場しました。
迎えた開幕戦は、ホールショットから独走でデビューウィンを飾ると、その後も日本のトップライダーを相手に勝利を重ね、6大会15ヒートで15連勝を達成。ランキング2位につける「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の富田選手に146ポイント差をつけ第7戦HSR九州大会を迎えました。

そのHSR九州大会はあいにくの雨となり、コンディションはリスクの高いマディ。さらにタイムアタック予選中に大きな転倒を喫してしまいましたが、大事にはいたらずレースには出場しました。そしてヒート1を独走で優勝しチャンピオンに王手をかけると、ヒート2でもライバルを寄せ付けることなく勝利。開幕17連勝を達成してチャンピオンに輝きました。なお、ジェイ選手はヒート2後に行われた IA-OPENでも優勝し、開幕18連勝を達成しました。

ジェイ・ウィルソン選手談
「いつも通り、目の前のレースに集中していましたが予選でクラッシュし、よりチャレンジングな状況になりました。それでもチームスタッフや家族のサポートのおかげでなんとか乗り切ることができました。チャンピオン獲得は私にとって最高の瞬間であり、同時に住み慣れたオーストラリアを離れ、一緒に日本に来てくれた家族にとっても素晴らしい勝利になったと思います。また昨年はYZ250Fでチャンピオンになりましたが、今年はYZ450FMでの参戦と、私にとっては新しく大きなチャレンジだったので、喜びもひとしおです。さらに今年デビューしたYZ450Fをベースに開発したYZ450FMで、その性能を勝利で証明できたことも特別なことです。
今大会でチャンピオンは決まりましたが、まだシーズンは終わっていません。残りも勝ち続けることはもちろん、日本人ライダーたちの目標となり、日本のモトクロスの発展に貢献するためにも、ベストをつくすのみです。これまでたくさんの応援ありがとうござました。そして引き続き、応援をお願いします」

リリース提供元:ヤマハ発動機株式会社