カイリーは、ストーリーへの投稿を約1時間後に削除した。これに関しても、ネットでは「知識や配慮が欠けている。ただ話題を集めたかっただけ」との指摘も上がっている。また、パレスチナ人の父親を持つモデルのベラ・ハディッド(26)との交友関係の悪化を懸念する意見も投稿されている。

米国民の世論に変化

ハマスによる攻撃を受け、イスラエル出身の女優ガル・ガドットのほか、マドンナ、歌手で女優のアシュリー・ティスデイル、モデルのソフィア・リッチー、ニーナ・ドブレフなどの有名人もイスラエルへの支持を表明した。ガル・ガドットの投稿にも、カイリー同様、パレスチナを支持するコメントが多数投稿されている。

米国では過去10年間で、パレスチナ・イスラエル紛争への意識に変化が現れている。

ギャロップが今年3月に実施した世論調査では、イスラエルの支持は全世代で低下しているが、特にミレニアル世代の民主党員(現在23~43歳)やサイレント世代(78歳以上)が顕著だという。

2011年から2014年にかけて、ミレニアル世代の民主支持者の51%は、イスラエル側を支持する一方、パレスチナ側を支持したのは26%だった。 しかし2019年から2023年にかけて、それぞれの支持率は35%と46%となり、イスラエルに対する純同情は+25から-11に減少している。