U22日本代表は今月7日、第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)男子サッカー競技の決勝で韓国代表に1-2で敗北。試合後、民間外交官・手話アーティストである藤本紗織さんが、元横浜FC所属選手とともに韓国代表の優勝を祝福している。
MFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)をはじめA代表招集歴のある一部選手もメンバー入りした韓国は、決勝トーナメントでキルギス、中国、ウズベキスタンを下して決勝進出。インドネシアで開催された前回大会につづき、決勝で日本と対戦することになった。
その日本戦では、前半2分にFW内野航太郎(筑波大)に先制ゴールを許したものの、同27分にMFチョン・ウヨン(VfBシュツットガルト)が同点ゴールを奪取。後半に入っても一進一退の攻防を繰り広げる中、11分にFWチョ・ヨンウク(金泉尚武FC)が勝ち越しゴールをマーク。その後は日本の反撃を振り切って大会3連覇を成し遂げた。
藤本さんは2007年に横浜FCでプレーしていたオ・ボムソク氏とともに日韓戦を観戦。自身のSNSアカウントで「韓国おめでとう!オ・ボムソクさんのおかげで、寂しくなくサッカー観戦ができました。こうして顔を合わせられて嬉しいですし、試合中に喧嘩もしませんでした」と投稿している。
すると韓国メディア『スポーツソウル』は藤本さんの登校内容を紹介。「オ・ボムソク氏と韓日戦を観戦した日本人のサオリは『私たちは戦わなかった』と言った」と綴っている。
藤本さんは韓国のマネジメント会社に所属し、日本と韓国を文化交流を促進。2018年の平昌冬季オリンピック・パラリンピック広報大使の日本代表として、大会組織委員会より委嘱された実績を持っている。