韓国代表は今月7日、第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)男子サッカー競技の決勝でU22日本代表に2-1と勝利。大会3連覇を成し遂げたが、K-POPボーイズグループ『ZEROBASEONE(ゼロベースワン)』のメンバーによる“中立発言”が韓国国内で批判の的となっているようだ。
MFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)をはじめA代表招集歴のある一部選手もメンバー入りした韓国は、決勝トーナメントでキルギス、中国、ウズベキスタンを下して決勝へ。兵役免除がかかった日韓戦では、前半2分にFW内野航太郎(筑波大)に先制ゴールを許したものの、同27分にMFチョン・ウヨン(VfBシュツットガルト)のゴールで同点に。後半に入っても一進一退の攻防を繰り広げる中、11分にFWチョ・ヨンウク(金泉尚武FC)が勝ち越しゴールをマーク。その後は日本の反撃を振り切って、金メダルを獲得した。
そんな中、韓国メディア『ニュース1』は『ZEROBASEONE』のメンバーであるパク・ゴヌク氏の発言内容を特集。これによると、同氏は今月6日に開催したオンラインでのファン交流会で「明日はサッカーを見なければならない。日韓戦だからね」と大一番への士気を高めていたにも関わらず、翌日になって「今日はサッカーを見ることができない。韓国と日本の戦争なので、アイドルは中立の立場でいないといけないんだ」とコメント。
わずか1日で日韓戦に対する自身のスタンスが一変したことに対して、韓国国内では「お前は日本人か?」「韓日戦に中立を貫く韓国人がいるのか」「国民感情にそぐわない発言は責任を取らなければならない」「もし負けていたら、もっと叩かれていただろうな」などと批判が相次いでいるという。
『ZEROBASEONE』は韓国国籍6人、中国国籍2人、カナダ国籍1人で構成されたアイドルグループ。今年4月に結成すると、翌月には『KCON JAPAN 2023』(千葉・幕張メッセ)に参加。今月3日には『SBS 人気歌謡 LIVE in TOKYO』(東京・有明アリーナ)にも出演するなど、日本でのファン開拓を目指している。