サステナブルな「アップルシナモンエール」

日本の“地ビール”のパイオニア・サンクトガーレンは、長野県伊那市の傷リンゴを活用したビール「アップルシナモンエール」を秋冬限定で販売している。

同社では、傷や割れがあったり、色や形にバラつきがあったりして一般流通しない果実を買い取りビールに加工。1回の仕込みに使用しているのは約500個のリンゴで、10月はジョナゴールド・紅玉・シナノスイート 、11月はふじと、季節の移ろいとともに旬の品種を使い「アップルシナモンエール」を仕込む。

ビールの製造は傷リンゴを焼くところからスタート。1日かけてリンゴを焼き上げ、ようやくビール造りへと工程が移る。

ベースとなるのは、軽く焦がした麦芽(モルト)。このモルトは食べるとカラメルソースのように甘く香ばしい味がするのが特徴で、ビールにも同様の風味をもたらす。その風味と焼きリンゴなどの副原料の風味が相まって、アップルパイのような味わいのビールができあがった。

「アップルシナモンエール」2本
価格:2,035円(税込)

“秋”をうたうアルコールドリンクには、梨やリンゴなど、季節のフルーツを使用したものも多い。デザート感覚で楽しむのもおすすめだ。

(IKKI)