U22日本代表は今月7日、第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)男子サッカー競技の決勝で韓国代表と対戦する。この大一番を前に、韓国国内ではJリーガーや大学生中心のメンバー構成である日本を揶揄するファン・サポーターが一定数いるようだ。
日本のメンバー構成については先日、韓国TV局『CBS』が「大学生が8人含まれており、2軍メンバーとみられる。それでも韓国は日本を最大のライバルとして認識している」という一部日本メディアの報道内容を引用した上で「根拠のない報道」と反発。
「ベストメンバーを選ばなかったのは日本自らだ。メンバー選考については大会出場各国の自由だが、ベストメンバーで今回の杭州アジア大会に臨んでいないことに対する批判も存在する」と持論を展開していた。
すると韓国メディア『ノーカットニュース』も『CBS』と同様の見解を示すとともに、日本メディアの報道内容を批判。これによると、韓国国内では「言い訳にしか聞こえない」「2軍メンバーで予防線を張っている」「日本ははじめから勝てないと思っているんだろ」といった反応がネット上で飛び交っているという。
また韓国は今大会優勝で兵役免除となるだけに、MFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)をはじめA代表招集歴のある一部選手もメンバー入り。「兵役免除を最大目的に、韓国はベストメンバーで臨んでいる」という日本国内の一部報道も、韓国では否定的に受け止められているという。
なお今大会の日本代表メンバー構成について、日本サッカー協会(JFA)は「アジア競技大会の男子サッカー競技はU24年代の選手たちに加えて最大3人のオーバーエイジ選手を起用できる大会レギュレーションとなっていますが、日本は若い世代の強化を目指し、この大会にパリオリンピック2024を目指すU22代表で参加しています」と、公式サイトを通じて説明している。