オランダ1部フェイエノールト所属FW上田綺世は、今月4日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節アトレティコ・マドリード戦で先発出場。先制点のオウンゴールを誘発した一方、コンディション不良により日本代表を辞退する可能性があるようだ。
上田は今季ここまでオランダ1部でスタメン出場がゼロ。FWサンティアゴ・ヒメネスの控えに甘んじていた。しかしヒメネスの出場停止により、アトレティコ戦で移籍後初先発。前半7分にスルーパスに反応し、ペナルティエリアのスペースに抜け出すと、左足からシュート。GKヤン・オブラクのセーブに遭ったもののセカンドボールが相手選手に当たり、ゴールマウスに吸い込まれた。
相手ディフェンダーとの駆け引きから先制点を演出した上田だったが、後半15分で途中交代。試合後、ベルギーメディア『Voetbal』によると、フェイエノールトのアルネ・スロット監督が同選手の状態について以下のようなコメントを残したという。
「(フェイエノールトに加入してから)上田の出場時間はそこまで長くない。アトレティコのような強豪クラブとの対戦の場合は尚更そうだ。常にこのような戦いに慣れているわけではない。途中で交代させなければならないほど、足に痛みを抱えている」
なお上田はMIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023 カナダ戦とキリンチャレンジカップ2023 チュニジア代表にむけての日本代表メンバーに含まれている。ただフェイエノールト指揮官がアトレティコ戦でのコンディション悪化を明かしただけに、代表活動への影響が心配される。