久保建英 写真:Getty Images

 日本代表MF久保建英は今年夏にナポリやサウジアラビア移籍の可能性が報じられたものの、ラ・リーガ(スペイン1部)レアル・ソシエダに残留。今季もここまで主力選手として活躍しているだけに、現地ではセリエA(イタリア1部)移籍説が飛び交っている。

 久保は昨年7月にレアル・マドリードからソシエダへ完全移籍したことをきっかけに本領発揮。加入1年目からリーグ戦34試合に出場で9ゴール7アシストをマークすると、今季はここまで公式戦9試合スタメン出場で5ゴール2アシスト。今月3日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節のレッドブル・ザルツブルク戦も追加点をアシストするなど、欧州の舞台でも結果を残している。

 それだけにイタリアメディア『カルチョメルカート』は「久保はCLでも好成績を収めている。昨季CLファイナリストのインテルを苦しめた」と綴るなど、先月20日に行われたインテル戦でのパフォーマンスを回顧。

 久保の市場価値を「最低3000万ユーロ(約47億円)」と見積もった上で、「彼は日本サッカーの新たな黄金時代の象徴のひとりだ。“日本のメッシ”と評されており、今年夏にはナポリが彼の獲得を真剣に検討していた」と久保の現在地に言及した。

 その上で同メディアは、久保の将来について「ナポリ以外のイタリア国内クラブ、例えばミランやユベントスの注目の選手になるかどうかは、まだ誰にも分からないただユベントスは右サイドアタッカーを探している」とし、ユベントスの補強ポイントに合致する選手であることを伝えた。

 なお久保とソシエダの契約期間は2027年6月までであるほか、6000万ユーロ(約95億円)の契約解除条項が盛り込まれている模様。マドリードは同選手の保有権の50%を保有しているため、他クラブとの争奪戦で優位とみられている。