スコットランド1部セルティック所属の日本代表MF旗手怜央は、4日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節ラツィオ戦で相手選手からラフプレーを受けたことにより、現地で注目を浴びている。このラフプレーでファウルをとられなかったことが疑問視される中、セルティック元監督が持論を述べている。
FW古橋亨梧やFW前田大然らとともにスタメン出場の旗手は、古橋が先制ゴールを決めた後、DFエルセイド・ヒサイとのコンタクトプレーでファウルをとられ、ラツィオにフリーキックを与えた。しかしこのシーンでは、ヒサイの右手が旗手の顔面を直撃。VAR(ビデオアシスタントレフェリー)の介入もなかっただけに、イギリス国内では審判に対する批判が相次いでいる。
するとセルティック元監督のニール・レノン氏も、ヒサイを一発退場としなかった審判の判断を疑問視。米メディア『TNTスポーツ』のスポーツ番組で、以下のようなコメントを残している。
「ショックだ。見れば見るほど、あれはレッドカードだということが分かる。明らかにヒサイの前腕が旗手の顔に入っている。少しぶつかっただけでも、ヒサイは自分が何をしているのかよく分かっているはずだ。個人的な意見として、偶然起こったこととみなせるかもしれないが、それでも無謀だ。審判が何を見ていたのか、私には分からないが…」
なおこのヒサイのラフプレーを巡っては、元審判員のスティーブ・コンロイ氏も『Bettingsites』のインタビューで「残念ながら、退場に該当する明らかな反則の見落としは、ピッチ上の審判とVARチームの両方をすり抜けてしまった」と、誤審との見方を示している。